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オガタマノキの育て方|植え付けや剪定の時期、挿し木や種まきで増やせる?

  • モクレン科
  • オガタマノキ属

神社仏閣ではよく見かけるオガタマノキは家庭でも育てられるのでしょうか。このページでは、オガタマノキの育て方をご紹介しています。

育てる場所や水やり、肥料について記載しましたので、これからお迎えしたい方はぜひ参考にしてみてください。

オガタマノキとはどんな植物?

オガタマノキはモクレン科の植物で、花の見た目はハナミズキやモクレン、コブシに似ていますがやや小ぶりとなっています。

モクレンの仲間では唯一の常緑性のある植物で、葉が落ちません。オガタマノキの花期は2月から4月で、トキワコブシとも呼ばれる植物です。

オガタマノキの育て方:育てる場所

オガタマノキは日当たりを好みますので、明るい場所で育てましょう。半日陰までであれば育ちますが、花付きが悪くなりますので、なるべくなら明るい場所がおすすめです。

オガタマノキは寒さはやや苦手とします。冷たい風が強く当たる場所では枯れてしまうことがありますので、なるべく冬の風の当たらない場所で育てましょう。

オガタマノキの育て方:用土

オガタマノキは肥沃な用土を好みます。やや湿り気のある土だとよく育ちますが、あまり土にこだわる必要はありません。地植えの場合は、極端に乾燥する場所以外であれば植えやすいですよ。

黒土に堆肥を混ぜて土を作るのもおすすめです。

オガタマノキの育て方:水やり

オガタマノキは地植えがほとんどです。地植えでは、あまり水やりをする必要はなく、根付いてからは降雨のみで問題ありません。ただし、夏は水切れしないように水やりをしてください。

夏は、土の表面が乾いていたらたっぷりとオガタマノキに水を与えます。水切れすると、花の数が減りますので、水切れしないように気をつけてください。

オガタマノキの育て方:肥料

オガタマノキを育てる場合は肥料は必要ありません。花後の6月に油かすを与えると回復がよくなりますので、少量施してあげてもよいかと思います。

オガタマノキの育て方:植え付け

オガタマノキの植え付けの時期は、5月から7月です。根が傷つきやすいので丁寧に扱いましょう。

オガタマノキの育て方:剪定

オガタマノキには剪定が必要で、剪定時期は4月から7月です。剪定しなくてもオガタマノキは樹形が整いやすい植物ですが、葉や枝が込み入っている場合は、湿気がこもりやすく害虫がつくことがあります。害虫予防のためにも、適宜オガタマノキの剪定をしてください。

枝分かれしている根元をカットするとよいですよ。

オガタマノキの育て方:増やし方

オガタマノキの増やし方は、種まきと、挿し木です。

種まき

秋に種子が採取できますので、乾燥させないように保管をして翌年の春にまいて増やすことができます。種まきから開花までは長い時間がかかりますので、気長に待ってください。

挿し木

挿し木をする際は、剪定で出た枝を使用するとよいでしょう。10センチほどのオガタマノキの枝を清潔な土へ挿します。切り口から根が出て安定するまでは、水を切らさないように管理してください。

しかし、挿し木は成功率が低いので、保険として複数本挿し木をしておくのをおすすめします。発根促進剤を切り口に塗布しておくと、成功しやすくなりますよ。

オガタマノキの育て方:注意する害虫・病気

注意する害虫はカイガラムシです。ジメジメしている時期につきやすいので、予防策として剪定をして通気性をよくしておきましょう。カイガラムシは白い見た目をしていますので、白いものが付着していたらブラシなどを使って取り除いてください。

オガタマノキでは気をつけるべき病気はとくにありません。

オガタマノキの花言葉は?

オガタマノキの花言葉は、「畏敬の念」です。

古くから神社仏閣に植えられてきたオガタマノキは、神聖な場所で見られることから「畏敬の念」という花言葉になったと考えられます。

オガタマノキの育て方を覚えて花を楽しもう

オガタマノキは育て方はあまり難しくありません。場所や土をあまり選びませんので、気軽に育てることができますよ。ただし、夏に水を切らすと花があまり咲かなくなりますので、地植えでも水やりを忘れずにすることがポイントです。

病気や虫には強く、初心者の方にも向いているので育ててみてはいかがでしょうか。

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オガタマノキの基本情報

ジャンル
庭木・花木
形態
高木
学名
Michelia compressa
別名
トキワコブシ
原産地
東アジア

オガタマノキの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
5月 、6月、7月
肥料
6月
開花
2月 、3月、4月
剪定
4月 、5月、6月、7月

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