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シャシャンボという植物をご存じでしょうか。こちら、変わった名前をしていますが、実はブルーベリーにそっくりな見た目をした植物なのです。このページでは、シャシャンボの育て方をまとめています。果実を食べたい方もぜひ参考にしてみてくださいね。
シャシャンボはツツジ科スノキ属の植物です。スノキ属の植物は小さなものが多いですが、シャシャンボは、大きな樹木になる特徴があります。
シャシャンボは、7月になると白いベル状の花を咲かせ、花はアセビやブルーベリーにそっくりです。果実は小さく丸い形をしていて熟すと黒紫色になります。こちらは食用可能な果実でおいしいとされているのですよ。
花も果実も見た目はとてもブルーベリーに似ていて、実際にシャシャンボはブルーベリーに近い植物なのですよ。日本や朝鮮半島、中国が原産なので、「日本のブルーベリー」と呼ばれることもあるほど。
シャシャンボを育てる場所は、日当たりのよい場所をおすすめします。鉢植え、地植えでも育てることが可能です。半日陰まで耐えることができますが、果実をたくさん収穫したい場合は、明るい場所で育てましょう。
水はけのよい場所を選んでください。
シャシャンボの用土は、酸性よりの用土がおすすめです。ブルーベリーの同様ですので、ブルーベリー用の土が売られている場合はそちらを使用してください。ピートモスや鹿沼土を使い、土を酸性に傾けます。
酸度未調整ピートモス、鹿沼土を5:5ほどで混ぜ合わすとよいですよ。
シャシャンボの水やりについてまとめます。
シャシャンボを鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢底から水がたくさん流れ出るくらい与えて問題ありません。
地植えで育てる場合は、根が安定するまではしっかりと水やりをし、安定したあとは特に水やりをする必要はありません。降雨だけで水分は十分とされています。
シャシャンボの肥料は、3月に固形肥料を与えましょう。
地植えの肥料は、化成肥料は少なくし、有機肥料を多めに使用することをおすすめします。鉢植えの場合は、元肥として有機固形肥料を施し、追肥には緩効性化成肥料を与えます。
シャシャンボの植え付け時期は、3月から4月です。
シャシャンボはよく成長して枝が伸びる特徴があるので、葉や枝が込み入ってきたら剪定をしましょう。剪定をしないと見栄えが悪くなるだけでなく、花数が少なくなり、果実の量も期待できなくなりますので、不要な枝や葉を剪定してください。
シャシャンボの増やし方は、「種まき」か「挿し木」が一般的です。
果実は冬にできますので、果実を採取して果肉をよく洗い落としてなかから種子を取り出してください。種は乾燥させないように保管して、春にまいて増やします。発芽して、実がなるまでには時間がかかりますので、ご注意ください。
シャシャンボは挿し木で増やすこともできますが、失敗しやすいですので、種まきがおすすめです。
挿し木で増やす場合は、剪定をして出た不要な枝を利用しましょう。10センチほどの枝を清潔な土に挿して、増やすことができます。挿し木にした枝の切り口から根が出るまでには、およそ1ヶ月はかかりますので、水やりをして管理してください。
シャシャンボの育て方で注意する害虫は、イラガ、カイガラムシです。カイガラムシは枝や葉について吸汁して、シャシャンボを弱らせますので、見つけ次第ブラシなどで落としてください。また、イラガは葉を食べますので、気を付けましょう。
シャシャンボにかかりやすい病気は、特に心配する必要はありません。
シャシャンボの花言葉は確認できませんでしたが、ブルーベリーに近い植物ですので、ブルーベリーの花言葉をここでは紹介します。
「実りのある人生」、「知性」です。
シャシャンボはブルーベリーに似た植物で果実は食べることができます。育て方はあまり難しくはなく、かかりやすい病気もありません。ただし、酸性土壌を好みますので、植え付け前は、しっかりとpHを測定しておくのがおすすめです。おいしい果実が食べられますので、ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部