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オドントグロッサムは洋ランのなかでも特に美しい姿をした花です。このページでは、オドントグロッサムの育て方を解説しています。やや栽培が難しく、育てる場所を気にする必要があります。それだけでなく、水やりにも注意が必要です。オドントグロッサムをこれから育ててみたい方はぜひご参照ください。
オドントグロッサムを育てる場所は、季節によって異なります。光の量が難しいですので、気を付けながら栽培しましょう。
春の穏やかな気候の時期は、屋外で育て、約30%ほどの遮光がおすすめです。
夏になると、日差しが強くなりますので、遮光を50%ほどにします。直射日光に当たらないように気を付けてください。10月になったら、屋外ではなく室内に移動させて、カーテン越しの万度べなどで管理をして育ててください。
オドントグロッサムは、土ではなく水ゴケでの栽培が向いています。
オドントグロッサムは乾燥を嫌いますので、水やりはやや湿り気味に栽培してください。
生育期は、たっぷりと水やりをしてください。特に真夏は、成長が鈍りますので、あまり水を吸わなくなります。この時期は、水を与えすぎないようにしましょう。暑い時期こそ水やりを…と思ってたくさん水やりをすると、オドントグロッサムが根腐れしますので、注意しましょう。
冬も生育がゆっくりとなりますので、水やりは控えめにします。
緩効性肥料を4月下旬に与えてください。その後は10月までは液体肥料を週に1回のタイミングで与えるのがおすすめです。8月など気温の高い真夏の時期と、真冬の寒い時期は、液体肥料を与えずにそのままにしましょう。
オドントグロッサムの植え付け時期は、4月の上旬です。オドントグロッサムはとても繊細な植物ですので、植え付けで根が安定しないと弱ることがあります。晴れた日で湿度が高くない時期に植え付けをしましょう。
花が開花し終わったあとは、花茎を剪定してください。花茎とは、花がついている茎のこと。この根元からカットします。どこから剪定していいかわからない場合は、花がついている茎をたどり、枝分かれするまで下にさがった場所です。
オドントグロッサムはよく花が付きますが、枝が細いため、しなだれます。花芽が20センチほど伸びたところで、支柱を立てて支えてあげましょう。
オドントグロッサムの増やし方は、「株分け」が一般的です。
オドントグロッサムを植え替える時期などに鉢から取り出し、根から土を取り除きます。ナイフなどを使ってオドントグロッサムを2つに分けて、新しい土に植えて増やすことができます。すぐに根は安定しませんので、水やりを続けて管理してください。
オドントグロッサムの育て方で注意する害虫・病気についてまとめます。
オドントグロッサムは病気については心配する必要はありませんが、害虫としてハダニ、ナメクジに気を付けて育ててください。
ハダニは、オドントグロッサムの葉の裏につくことがありますので、ときどき葉の裏を見て虫がついていたら取り除きます。必要に応じて殺虫剤を使用しましょう。
ナメクジはジメジメとした梅雨や秋の長雨の時期に出やすいです。オドントグロッサムの新芽や花芽を食べられることがありますので、見つけ次第駆除しましょう。
オドントグロッサムはラン科オドントグロッサム科の植物です。学名は「Odontoglossum」で学名をそのまま読んで国内では「オドントグロッサム」と呼ばれますが、彗星蘭(スイセイラン)という別名でも呼ばれます。
オドントグロッサムは、寒い時期に咲く洋ランで、花期は12月から2月。カラーバリエーションが豊富で、オドントグロッサムの花色は、赤、ピンク、白、黄、紫、茶色があります。
オドントグロッサムの花言葉は「特別な存在」です。
オドントグロッサムは季節によって育てる場所が異なります。光の量を調節しながら育てる必要があり、栽培難易度は高く、初心者の方には不向きです。しかし開花するとラン特有の美しい花が楽しめますので、素敵ですよ。
imai