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ミズバショウは、北海道・本州の冷涼な地域に自生している植物で、湿原や山地の湿地に群れを作って生える多年草です。
初春、雪溶けとともに姿を現すので「森の妖精」とも呼ばれ、春の訪れを知らせてくれる代表的な山野草の一つです。
今回はそんな美しいミズバショウの花言葉をご紹介します。
「美しい思い出」という花言葉はミズバショウの咲く尾瀬の情景を歌った名曲「夏の思い出」に由来すると言われています。花言葉に怖い意味はありません。
尾瀬では、葉の形が牛の舌に似ていることから「牛の舌(ベコノシタ)」と呼ばれたり、北海道では冬眠から目覚めた蛇が外気よりも少し暖かいミズバショウの群れのなかに入り込むことから「蛇の枕(ヘビノマクラ)」と呼ばれることもあります。
水芭蕉の中心の花に触るとかぶれてしまうので注意が必要です。葉に含まれるシュウ酸カルシウムが原因となり、触ると炎症や水膨れを起こしてしまいます。
ミズバショウは有毒なため食べると下痢をします。ひどいと呼吸困難になり命に関わることもあるので、絶対に食べないようにしましょう。
冬眠から目覚めたクマは、水辺に来てミズバショウなどの植物から食べはじめると言われています。ミズバショウを見に行く時は、クマに人間がいることを知らせるために鈴などを鳴らして対策しましょう。
花言葉と同じ「美しい思い出」を作りに、ぜひミズバショウを見に出かけてみてくださいね。
GreenSnap編集部