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丸くふんわりした花姿がかわいらしいヒナギク(雛菊)はデイジーという名前でも知られています。この記事では、ヒナギクの花言葉や色別の花言葉、花が咲く季節などをご紹介します。
ヒナギクの全般的な花言葉は「希望」「平和」「美人」「純潔」です。
「希望」「平和」は、ヒナギクには光が差すと開花する性質があることにちなんでいます。また、デートするときにポケットに忍ばせておいて、枯れなければ恋が成就するという恋占いの風習を由来としている説もあります。
「美人」「純潔」はヒナギクの学名を「Bellis」といい、これはラテン語の「bellus(美しい)」からきていることが由来となっています。
じつはヒナギクには全般の花言葉の他にも、色別で異なる花言葉がついています。どの花言葉もポジティブでプレゼントに贈るときに避けることはありませんが、より贈りたい人のイメージやシーンにあった花色を選んでみるのもいいかもしれませんね。
ヒナギクの花言葉には怖い意味があるという噂がありますが、実際にはありません。
これは、シェイクスピアの悲劇「ハムレット」にはヒナギクを「欺瞞」「虚偽」「不実」の象徴としていたり、その登場人物であるオフィーリアが川で溺れ死ぬ間際を描いた名画『オフィーリア』にはヒナギクが描かれていることから、そういった噂が生まれたのでしょう。
デイジーの名前は、「day’s eye」という言葉が語源とされています。日の眼という意味のこの言葉は、日光がさすと花を開き、黄色い花芯を見せる点や、夜や曇っている日には花を閉じる性質にちなんでいるといわれています。
日本では明治になってから伝来し、小さくて可愛い花をつける、菊によく似た花であったことからヒナギク(雛菊)と呼ばれるようになりました。花の期間が長い品種であることから、エンメイギク(延命菊)やチョウメイギク(長命菊)、トキシラズ(時知らず)と呼ばれていることもあります。
ヒナギクの開花時期は2〜5月ごろです。ヒナギクの花の大きさは直径3〜8cmで、花色は白や赤、ピンク、オレンジなどが主です。
ヨーロッパ原産の植物でイタリアの国花としても知られており、太陽の光を受けると花が開き、晴れない日や夜は花を閉じる性質を持っています。暑さには弱く、夏の到来前には枯れてしまいますが春の花より一足早く咲くため、早春の時期から花壇を彩ってくれます。
品種改良が進んでいる植物で、色や咲き方に様々なタイプがあります。
ここでは、咲き方の種類をご紹介します。
ヒナギクの中でも豪華な印象を与えます。花の少ない冬場の花壇にもおすすめです。
春のイメージ、お花の典型的な姿で親しみがわきます。
思わず手に取って触りたくなる、かわいらしい人気の花姿です。
珍しい印象を与えます。キク科の植物ならではの咲き方ですね。
ヒナギク(デイジー)はキク科ベリス属の植物で、ヨーロッパや北アフリカ等の地域で10種発見されていますが、デイジー以外の品種はほぼ栽培されていないです。
とはいえ同じ科に属する近縁種は◯◯デージーと呼ばれることが多く、そのどれも初心者向けの植物で比較的育てやすいので、一緒に育てて花の違いを楽しむのも良いですよ。
また、花びらの形状によって、リグローサ種とフィストゥローサ種の2種に分けることができ、グローサ種は花びらは舌状花という平たい形を、フィストゥローサ種は花びらはくるっと筒状になっています。
シャスターデイジーは日本のハマギクとフランスギクを交配した園芸品種で、5月中旬~7月に白い花を咲かせます。花の中央が黄色でコントラストが美しく、マーガレットにもよく似ています。
ブルーデージーは花姿が似ていて、単なる青いデイジーと思われがちですが、じつは属から異なるまったく別の種類の草花です。実際はフェリシア・アモエナなどがブルーデージーと呼ばれていますが、科は同じなので近縁種として親しまれています。3~5月、10~12月に開花します。
イングリッシュデージーはヨーロッパなどにみられる原種のデイジーのひとつです。一般的に園芸種として出回るデイジーよりも花がやや小ぶりですが、こぼれ種でどんどん増える強い性質をもっています。
ユリオプスデージーも属が異なる近縁種で、株元が木質化する低木のひとつです。黄色いデージーに思えるほど花姿が似ていますが、開花時期が11〜5月とユリオプスデージーのほうが早くから咲く違いがあります。
一般にポンポン咲きのデイジーとして親しまれている品種のほとんどは、このチロリアンデージーです。ボリュームがあり花も大きめで花壇では存在感のある花姿が楽しめます。
初心者でも簡単に育てることが出来るデイジーは、春のお庭にピッタリです。前向きな花言葉が多いので安心してプレゼントすることが出来ます。
平和のシンボルとしても使われるデイジーを、是非一度プレゼントしてみませんか?
GreenSnap編集部