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日本でもメジャーな植物で知られるダリアは色鮮やかな花姿が特徴ですが、実は数多くの種類が存在することをご存じでしょうか。花色や咲き方の種類などが豊富で、ダリアと一言で言っても語り尽くせない程の魅力があります。
ダリアの魅力について知ることができれば、園芸もより一層楽しくなりそうですね。今回はダリアの特徴や種類について詳しくご紹介していきます。
ダリアはキク科・テンジクボタン属に分類され、メキシコ原産の多年草植物です。花の見頃は7月~10月頃で、まるで牡丹のような花姿であることから和名では「天竺牡丹(テンジクボタン)」と呼ばれています。
春植えの球根植物で、20℃以上で発芽します。ダリアは耐暑性に優れていますが、30℃以上の環境で直射日光などは苦手とします。昔から世界中で栽培されてきたダリアは、日本には江戸時代末期に渡来しました。
品種改良が盛んに行われたダリアには多くの品種が存在し、現在では約3万種類以上あると言われています。花の大きさは、超巨大輪や巨大輪、大輪、中輪、小輪そして極小輪の6種類があります。花色は赤色やピンク色、そして黄色やオレンジ色など種類が豊富で、花の咲き方や草丈なども品種によって実にさまざまです。
ダリアの中でも大きく育つ原種の一つで、花径は15~20cm程度で、短日植物のため11月~12月頃に見頃を迎えます。ピンクの花を咲かせる大型種のため、原種の中では唯一花言葉がつけられています。
英語では「Tree dahlia」と呼ばれ、日本では別名「木立ダリア」という名前で親しまれています。花言葉は「乙女の真心」や「乙女の純潔」などです。
八重咲きの品種で、花持ちが良く可愛らしい印象のダリアです。名前の通り草丈が高い高性で、寄せ植えなどでも楽しめます。
非常にわい性品種で、コラレット咲きと呼ばれる花びらの内側に更に小さな花びらがあるような花姿をしています。赤色や黄色など色鮮やかな花色で、花びらのコントラストがとても綺麗です。
スターシスターの草丈は約30cmで、葉の形は楕円形や卵形をしています。
外側の花びらは淡いピンク色で、内側にかけて黄色のグラデーションが綺麗な品種です。花径の大きさは17cm程度の中輪で、インパクトがあります。睡蓮咲きで柔らかな印象があり、切り花など人気があります。洋風だけでなく、和風の庭園にもよく合います。
わい性の品種で、スターシスターのようにコラレット咲きのダリアです。一般的なダリアとは花姿が異なり、ユニークな花姿が特徴です。草丈が短いので、鉢植えで育てるには向いています。ベランダや室内などでも十分楽しめます。
草丈が約100cm~120cmの高性品種で、ビロード状で赤黒い花色が特徴です。花径は15cm~20cmの中輪で、上品な雰囲気が感じられます。
花色が鮮やかな黄色で、葉色は黒に近い緑色をしています。花径は8cm程度の小輪で、シングル裂きの品種です。草丈は約60cm~80cmと中わい性で、花色と葉色のコントラストがとても綺麗です。
黒がかった赤色の花を咲かせ、ピンポンマムのようなボール咲きする品種です。シックな印象で、草丈は約100cm~120cmの高性品種です。花径は7cm~10cm程度で小ぶりですが、存在感は抜群です。
八重咲きでセミカクタス咲きの品種で、濃いピンク色の花を咲かせます。花径は21cm程度の中大輪で、草丈は約80cm~100cmです。マジックピンクはその名の通り色鮮やかなピンク色の花姿が特徴で、インパクトがあります。
白色に赤色の班が入った複色の品種で、コントラストが非常に美しいです。花弁がひらひらと波打っているのが特徴で、八重咲きのダリアです。花径は17cm程度の中輪咲きで、草丈は約120cm~150cmです。
ダリア・秋桜はピンク色で、桜の花のような姿をしています。寄せ植えに人気の品種です。
白とオレンジの花が特徴で、丈夫で育てやすいため晩秋まで安定して開花します。切り花として用いられることが多く人気の品種です。
鮮やかな黄色の花を咲かせる品種です。春に花を咲かせた後、夏を越して秋から冬にかけて開花します。暗めの葉色と鮮やかな黄色の花色のコントラストが美しく、花のない夏の時期も葉がカラーリーフとして庭のアクセントになります。
種類が豊富なのでどのダリアを育てようか迷ってしまいそうですが、ご自身の興味が惹かれるダリアを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。日常にダリアを取り入れて、ぜひ楽しんでみましょう!
Lily