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温暖な地域で育つみかんの木は、栽培する上で日当たりと風通しが重要なポイントです。みかんの木の剪定方法は、樹齢によって変わってきます。何年もかけてみかんの木を育てるようであれば剪定作業は必要になるので、ぜひ覚えておくと良いでしょう、
今回は、みかんの木の剪定方法や剪定時期などについてご紹介していきます。
みかんの木は、日当たりが良い場所で栽培することで栄養のあるみかんが育ちます。反対に、日当たりが良くない場所で育てた場合、みかんの大きさは小さく味も酸味が強くなります。
みかんに日を当てて育てるには、剪定で不要な枝などを取り除くことで風通しを良くし、スペースができたことで内側の部分まで日が当たるようになります。また、風通しが良くなることで害虫予防の効果もあります。
みかんの木の剪定に最適な時期は、2月~3月頃です。みかんの収穫時期が10月~12月頃なので、収穫が終わり花芽が付く頃までに剪定すると良いでしょう。また、不要なみかんを取り除く摘果は、7月~8月頃に行います。
みかんの木の剪定方法は、成長の年数によって異なります。苗木の場合は必ず剪定が必要という訳ではないので、必要であれば以下の方法で剪定してみましょう。樹齢4年未満であれば、「切り返し剪定」で樹形を整えていきます。
伸びてきた苗を地面より50cm程度の場所で切り落とします。太い枝は約3~4本残し、その他の枝は全て取り除きます。残した太い枝は、約1/3に切りそろえます。
花が付かない枝があるようであれば、小枝の部分で切り返します。
樹齢2~3年目で残した枝には花芽がついているかもしれないので、剪定しないでそのまま残しておきます。それ以外の枝は1/3程度切り落とし、密生している部分があれば剪定しましょう。
成木では、基本的に「間引き剪定」を行います。間引き剪定とは、分岐した枝の付け根部分を取り除く剪定方法です。間引き剪定することで、日当たりを良くする効果があります。
枯れてしまっている枝や徒長枝、下方向に垂れ下がっている枝などは間引き剪定する必要があります。その他、害虫の被害にあっている枝や前年の秋に伸びた枝なども同様に切り落とします。
みかんの木を剪定する際、強剪定は避けるようにしましょう。一度に大量の枝葉を切り落とすことで、みかんの木に負担がかかってしまいます。剪定した枝の切り口には、消毒剤を塗布することで殺菌効果が期待できます。
また、剪定した後は栄養が必要になるので、肥料を施すようにしましょう。
その他、みかんの木の新梢(しんしょう)は取り除かないようにしましょう。新梢とは枝の間から新しく生えてきた部分で、先端に花芽をつけます。新梢を切り落とすと花芽も失うことになるので、春の時期に生長した新梢は残すようにしましょう。
私たちの生活に身近なみかんは、樹齢によって剪定方法が変わってきます。樹齢1~4年未満であれば必ず剪定が必要という訳ではではありませんが、コンパクトに育てたい方は定期的な剪定をおすすめします。
剪定することで風通しや日当たりが良くなり果実の成熟にも関係してくるので、みかんの木をよく観察しながら剪定してみましょう!
Lily