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ハスには花托というものがあり、そのなかにぎっちりとハスの実がつまっています。やや見ためが怖いですが、このハスの実は収穫して食べることができます。
ここでは、そんなハスの実の特徴や栄養、効果効能、収穫方法や食べ方についてもまとめました。
ハスは花を咲かせたあと実をつけます。この実のことを「ハスの実」と呼びます、穴が開いた部分を花托(かたく)と呼びますが、その穴にハスの実がつまっています。このハスの花托は、集合体恐怖症の方からは怖いとよくいわれることが多いです。
ちなみにこの奇妙なハスの花托の穴は、通気口の役割となっています。
ハスの実にはでんぷん質が豊富です。さらに、ビタミンB1、食物繊維、カルシウム、カリウムが含まれています。
ビタミンB1は皮膚や粘膜をよくする成分なので、美肌効果が期待できます。さらには口内炎にもよいとされています。肌荒れが気になる方にもおすすめです。
カリウムは、体内にある余分な水分の排出を助ける作用があるので、むくみ予防になります。また高血圧対策にもよいとされています。塩分が多い食事を好む方にはとくにカリウムはおすすめの成分です。
食物繊維はお通じ改善に役立ちます。胃腸の機能を高める作用があるので、便秘がちの方にハスの実はよいでしょう。ダイエット効果も期待できます。
カルシウムは骨の生成に重要な成分です。イライラ予防にもなり、精神安定効果も期待できます。
また、骨粗しょう症予防にも効くとされているので、健康には欠かせない成分です。
ハスの実は花後に収穫をします。収穫時期は7月から8月です。目安として花が咲いてから3週間ほどすると収穫ができます。少しでも遅れるとハスの実が取り出しにくくなりますので注意しましょう。
ハスの実の収穫は手作業です。花托にはたくさんの穴がありますが、ここから1つずつハスの実を取り出します。穴のなかにしっかりと実が入っていて、あまり隙間がないので丁寧に作業をしましょう。傷つけるとレンコンまで傷みますので、ご注意ください。
ハスの実は、日がたつにつれて大きくなり、自然と落ちていきますので、収穫期間がかなり短いです。花が咲いたころから、収穫の計画を立てておきましょう。
このハスの実は日陰干しをして乾かし、瓶などに入れて保存します。だいたい1ヶ月ほど持ちます。
ハスの実はそのままでは食べられません。まずハスの実の皮を剥き、果実はさらに茹でて食べます。目安としてだいたい10分ほど茹でると食べごろです。
スープに入れる、炊き込みご飯に入れるなど楽しみ方はたくさんありますので、ぜひ食べてみませんか。トウモロコシのような食感と味があります。
ハスの実は栄養たっぷりです。見た目がちょっと怖いですが、ご自宅にハスがある方はぜひハスの実を収穫してみませんか。
やや収穫は難しいですが、あまり実が大きくなりすぎないときに収穫してください。皮を剥いて茹でて食べることができます。保存もききますので、ぜひ料理に活用してみましょう。
GreenSnap編集部