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きれいにしている芝生にも雑草はどうしても生えてしまうことがあります。都度手で処理をしていてもよいですが、気温があたたかくなる時期は雑草取りが面倒になりますよね。このようなときは除草剤がおすすめです。
このページでは芝生の除草剤について解説しています。選び方やまきかた、注意点について記載していますので、ご参照ください。
芝生には雑草が生えることがあります。もしも芝生に雑草がたくさん生えた場合、手で抜き取るのは大変ですよね。そんなときには除草剤を使うのがおすすめです。
ただし、当然ですが除草剤は薬剤がかかった植物が枯れてしまうので、芝生用の除草剤ではない一般的な除草剤を芝生全体にまけば、芝生まで枯れてしまいます。必ず芝生用除草剤を使いましょう。
とはいえ、芝生専用の除草剤でも芝生植え付けから1年以内は不向きですので、植え付けから1年後の芝生に使用するようにしてください。
除草剤を使用しない場合は、手で雑草を抜き取ることで対応してみてください。
芝生用の除草剤は複数あります。用途や芝生の種類、雑草の種類で選びましょう。
芝生は日本芝と西洋芝の2種類に分けることができます。芝生の種類によって適する除草剤が異なりますので、園芸店で芝生用の除草剤を購入する際はラベルを呼んで、ご自宅の芝生に合うかチェックしてください。
多くの日本の庭に使用されている芝生は日本芝ですので、わからない場合は日本芝用に使えるものを選ぶとよいでしょう。
芝生に生える雑草にも種類があります。イネ科に効果的な除草剤、マメ科に効果的な除草剤など種類があるので、自宅にある雑草がまず何という種類の雑草か見ておくとよいですよ。
また、雑草が生えた直後であれば顆粒の除草剤が向いていて、伸びている状態では液体の除草剤がよいとされています。雑草の生え具合でも選んでください。
芝生の除草剤は大きく分けて液体タイプと固形タイプ(粒剤タイプ、顆粒タイプ)の2種類があります。両者には効果の現れ方に大きな違いがでるので、自身のお庭の状況に合わせて選びましょう。
液剤タイプの芝生の除草剤は、速効性があるのが特徴です。すでに生えてしまった雑草にまくと、葉から液剤を吸収して根を枯らすという仕組みのものが一般的です。
液体タイプの除草剤はそのまま使うものと希釈するものがあります。
希釈タイプであれば、必ずパッケージに書いてある濃度まで薄めてご使用してください。濃すぎると芝生が焼けてしまう可能性がありますので注意しましょう。希釈作業が面倒なので、初心者はそのまま使えるタイプの除草剤がおすすめです。
液体タイプの除草剤は、気温が高いと効果が高まり、低いと効き目が悪くなります。希釈タイプであれば、気温が高いときは薄めに希釈をして、気温が低い時期は濃いめに調整することができます。
雑草が生えているところにまいてください。あまりにも伸びている場合は、一度刈り取ってから除草剤をまくと効果的です。
粒剤タイプの除草剤は、液体タイプと比べて緩効性で、効果に持続性があるのが特徴です。雑草が生える前や生えはじめの時期に向いている除草剤なので、雑草防止的な意味合いが強いです。
製品のラベルをよく確認し、範囲に合わせた規定量をまきましょう。雑草はとくにレンガとの隙間やコンクリートとの縁取り部分から生えやすいので、重点的にまくのもおすすめです。
ただし、芝生の植え付け1年以内の時期や根切りをして3か月以内には粒剤の除草剤は不向きですので、注意してください。
芝生に除草剤を使用するときの注意点は、高温期の使用です。真夏の高温期には除草剤の効果が出過ぎるだけでなく、芝生に薬害がでる可能性が高いです。
とくに液体肥料は真夏の使用は避けてください。夏は雑草が伸び始める時期ですので、夏になる前に除草剤を使っておくことをおすすめします。
またペットがいるお宅、小さなお子さんがいるお宅では除草剤の取り扱いに注意をしましょう。薬剤がかかった箇所をペットが舐めてしまうことや、食べてしまうことがあります。希釈タイプの除草剤を薄める際に使った容器を子どもが食器として使うことや、誤飲する可能性もありますので、十分に気をつけてください。
また風の強い時期にまくと、別の芝に除草剤が混ざってしまうことがありますので、風がおだやかなときにまくことをおすすめします。
きれいに整った芝生は美しいですよね。みんな同じ長さなところに、ひょこっと違う種類の雑草が混ざっていたらとても気になるかと思います。雑草は伸びる分だけ対処が面倒になりますので、なるべく早く対処しましょう。
雑草が生える前から粒状になった除草剤をまいておくと予防にもなりますので、ぜひお試しください。
GreenSnap編集部