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庭の地面が芝生になっているお宅も多いですよね。1年目だと芝生の手入れに悩むかと思います。これから芝生を植えたい方も、具体的にどんな手入れがあるのか気になりますよね。
このページでは、芝生の手入れについて解説しています。月別の手入れもまとめましたので、ぜひご参照ください。
芝生には次のようなお手入れが必要です。
芝生は生きている植物なので、水やりが必要です。水やりはホースを使ってまくとよいですよ。散水ホースがあると便利です。
芝生を元気に育てるには肥料が必要です。肥料を与えることで、綺麗な緑色の芝生になります。肥料を与える際は、均等に撒くようにします。
サッチとは、芝刈りで発生したカスや枯れた芝生がたまったもののことです。サッチをそのままにしていると、水がしっかりと芝生の根まで行き届かなくなります。サッチがたまっていると、芝生が病気になることもありますので、たまったサッチを取り除かなくてはいけません。この作業のことをサッチングと呼びます。
サッチングは熊手を使ってサッチをかきだします。
植えたばかりの芝生はサッチはあまりたまりませんが、2年め以降になるとたまりやすいので、サッチングをしてください。
芝生の土壌を活性化させるために芝生の目土いれをします。芝生の生長も促せますよ。芝生の密度もアップしますのでやってみましょう。
エアレーションとは、芝生に穴を開ける作業です。これによって空気が土壌に入るため、芝生がより健康的になります。
多くの芝生は気温があたたかくなると生長しますので、放置せずに芝刈りが必要です。家庭用の芝刈り機があると便利です。
踏みつけなどで、芝生が弱ることがあります。隙間ができてスカスカすることもありますので、補修が必要です。
天然の芝生を手入れする際には、以下の道具があると便利です。
芝生にはお手入れが必要なことはお分かりになったかと思います。月別で手入れも異なります。
日本の庭で使用されている芝の多くは日本芝です。1月は日本芝の休眠期となり生長が止まりますので、この時期はほとんど手入れが必要ありません。寒地型の西洋芝でもほぼ休眠しますので手入れ不要です。
2月になっても日本芝は休眠をしているので、大きな手入れは必要ありません。これから生長をしようとしている段階ですので、あまり強く踏みつけないようにしてください。
3月になると芝も生長していきますので手入れを始めます。サッチング、エアレーションをしてください。また冬の間に傷んだ箇所があれば補修をしておいてください。
4月もサッチング、エアレーションの時期です。徐々に気温があがり、雑草が出やすい時期なので、雑草を見つけ次第取り除いてください。サッチがたまっていると、水をはじいてしまい、水やりをしても芝生に行き届かなくなります。5月以降は水やりの頻度があがります。
この時期よりも前にサッチングを済ませておき、芝生にしっかりと水分が行き渡るようにしておきましょう。
5月は雑草がとくに伸びやすい時期なので、この時期も雑草の手入れをしてください。5月中旬以降は気温が高くなり、芝生が乾燥しやすくなります。水まきの頻度をあげてください。
6月からは芝生がよく生長します。芝生が伸びすぎると歩きにくくなるので、芝刈の頻度を徐々に増やしていきましょう。エアレーションや目土入れの作業も6月が向いています。この時期は生育期なので、やや負担をかけても問題ありません。
梅雨の時期は水やりは不要です。梅雨があけると気温がとても高くなりますので、芝生が乾燥しないように水やりをしましょう。暑い時期の水やりは、午前中の涼しい時期が向いています。
多くの芝生では、8月が一番伸びる時期です。伸びていたら芝刈をしてください。芝生が乾燥しないように水やりをしましょう。あまりにも乾燥する場合は午前中と夕方に水をあげましょう。
8月と比べれば、9月は芝生の生長がやや衰えていきます。夏場で負担もかかっているので、肥料をしっかりと与えましょう。寒地型の芝生であればこの時期は弱っているため、回復できるように肥料を与えてください。
日本の庭で使われている芝生の多くは、10月になると生長が落ち着いてきます。芝刈りをする必要はほぼありません。夏に雑草が増えた場合は、雑草取りをしてください。
寒地型の芝生の場合は、10月は生育がよくなります。
11月になると生育はストップしますので、ほぼ芝刈の手入れは不要です。寒地型も生長が落ち着きます。冬を乗り越えるために、肥料を与えておくとよいでしょう。芝生で傷んだ箇所などがあれば、補修もしておきます。
12月になると休眠を始めますので手入れは不要です。芝生に雑草が生えていたら適宜抜いてください。寒地型芝生でも12月の寒い時期は生長がストップするので芝刈などの手入れは不要です。
芝生は一度植えたらそのままでよいわけではありません。生きている植物なので、水や肥料を与える必要があります。またサッチングという芝生特有の手入れもあります。サッチがたまると見栄えも悪いので、しっかりと手入れをして美しい芝生にしましょう。
芝生は手入れをすることで、見違えるほど美しい状態を保つことができます。どうしてもご自身で手入れするのが難しい場合は、業者に頼むという方法もあります。ぜひ芝生の手入れは怠らず、取り掛かってあげてくださいね。
GreenSnap編集部