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「芝生」とひとことで言っても、実は芝生にはさまざまな種類があります。芝生を上手に育てて綺麗な庭にするためには、たくさんの芝生の種類の中からご自身のお家の環境に適したものを選ぶことが大切なポイントです。
今回は、芝生の張り方や植え方を中心に、芝の選び方や張る時期、ポイントなどについて紹介します。
芝生を維持するためには、太陽の光が必要です。建物の影などに隠れている環境だと、芝生が生育しないので、日照り時間が十分にとれるかどうかを確認しましょう。
芝生は踏みつけが多すぎる環境では枯れてしまいますが、ある程度踏まれることによって芽が細かくなり低い草丈を維持することができます。そのため、手入れが面倒という方は一日に数回踏みつけることをおすすめします。
芝生は20度前後の気温が適温だと言われています。そのため、気温が低い地域はあまり適しません。また、芝を張ったばかりの不安定な時期は踏みつけが多い場所や気温の高い環境では生育しない場合があるので注意が必要です。
芝生の植え付けは、4月前後に行いましょう。春は芝生の根が活発に生長するので、秋まで安定して伸びます。太陽の光を浴びて綺麗に仕上がる芝を楽しむことができますよ。
芝生を張る・植える前には、必ず庭土の整えておこう!芝生には、日当たりの良い環境と水はけの良い土が必要です。
レーキやトンボなどの道具を使って大きな石や雑草を取り除き、土地を平らにします。凸凹でないことが確認できたら、芝を敷き詰めます。板に自分の体重を乗せながら作業をすることで、平で綺麗な芝生になります。
芝は最長で30cmほどの深さまで根を伸ばします。やせた土地ではうまく生長しない場合があるので、肥料を少し施しましょう。そうすることで芝の育ちが促進され、問題なく育ちます。
芝は、水はけの良い土が必要不可欠です。水はけが悪い土に植え付けてしまうと、雨水などが土の中で滞留してしまい、芝が枯れてしまう原因になります。植える前に、水はけの良い土かどうかを確認しましょう。
また必要であれば地面に傾斜をつくり水の流れをよくしたり、地中にパイプを通すことで水の流れをつくる方法も視野に入れておくと便利です。
春から秋頃にかけて肥料を与えます。肥料がないと、密な芝生を実現することができないので、芝生専用のもの(粒状肥料)がおすすめです。撒く際にムラがあると育ち具合に差が出てしまい、全体的なバランスが悪くなってしまうことがあるので注意しましょう。
芝生の種まきをする際、酸性度をチェックして芝生の生長に適しているかどうかを確認する必要があります。酸度が合っていないと、生育不良になってしまう原因になるので注意しましょう。
ちゃんと管理しているのに枯れてしまった場合は、酸度がうまく調整されていないからかもしれません。
水をたっぷりと与えたら、土を平らにならしていきます。必要であれば、芝を全て並べた後、転圧ローラーや板等などを使って芝生と土を密着させましょう。その後、落ち着くまで様子を見ながら管理します。
芝生には、カット芝と種まきの2つの張り方があり、さらにカット芝は「マット芝」と「ロール芝」に分かれます。ここではマット芝の張り方についてご紹介します。
・芝生
・砂
・培養土
・定規
・芝の目土:1束あたり1袋(1cm厚で敷いた場合)
・スコップやレーキ、トンボなど
芝生の張りかたにはいくつかの種類があります。好みの並べ方を決めたら、カット芝を並べて行き、苗の下に土や砂を入れます。定規を使って、表面が平らになっていることを確認しながら芝を張っていきましょう。
入り組んでいる箇所には、サイズ調整したカット芝を並べていきます。
芝は目地をかけてなじませなければ、どうしても寸法に誤差が生じてしまいます。「隙間が空いてしまうのでは」と心配するかもしれませんが、芝は生長していくと目地を埋めるように覆います。時間が経つと綺麗な全面芝になるのでおすすめです。
芝を敷き終えたら、たっぷりと散水します。この際に目土が流れ出てしまわないように注意しながら水を与えましょう。
芝生と芝生の間に隙間ができないように張る、一般的な方法です。シンプルに、芝生を並べて張っていくだけなので、すぐに芝生を楽しみたいという方におすすめです。
この貼り方をする際には目地が十字にならないように注意が必要です。一列目を張り終えたら、次の列はレンガのように半分ずらして、タイル状になるように敷いていきましょう。
芝と芝の間に芝に3~5㎝の隙間あける張り方です。レンガのような隙間をイメージするとわかりやすいかもしれません。のちにこの隙間を埋めるようにして生長し、全面芝になります。
芝と地面が市松模様のようにみえる張り方です。芝の量が半分の量で済むのが特徴です。春に芝を張れば、冬頃には前面に芝生を張り巡らせます。
筋状に平行にする張り方です。一般的に、平坦地ではこの方法は使われず、斜面に張る際に使われます。
継ぎ目をレンガ状ではなく、十文字に並べてしまうと、雨が降った際に目土が流されやすくなります。せっかく根付いてきた芝生が剥がれてしまう原因になるので注意しましょう。
一度芝生を張ってしまうと、後から耕したり張りなおしたりすることができません。また、土を入れ替えるにも手間がかかってしまいます。もし芝生をお庭に取り入れたいという方は、事前にコツをチェックし、できる限り最適な環境を整えておきましょう。
GreenSnap編集部