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スターチスは、地中海原産で、日本国内でも人気のある切り花です。スターチスは生花だけでなくドライフラワーとしても扱いやすい花です。
この記事ではスターチスのドライフラワーの特徴や、作り方、ドライフラワーのアレンジ方法などについて紹介していきます。
スターチス(リモニウム)はイソマツ科イソマツ属で地中海原産の植物です。一年(二年)と多年草になるものがあり、4月~6月にかけてが花期になります。切り花や地中海沿岸が原産で、乾燥に強く湿気を嫌う傾向にあります。草丈45~60cm、日当たりのよい野原に生えます。
お盆時期の仏花としても扱われているほか、市場では切り花や観賞用の花として一年中出回っています。
スターチスのドライフラワーはドライにしても色が変化しにくいというのが大きな特徴です。乾燥後の出来上がりもイメージしやすく、花自体の印象も大きく変わらないので、他の植物とのアレンジもしやすく、初心者の方も扱いやすいお花です。
ドライフラワーの作り方としてメジャーで最も簡単なのが「ハンギング法」です。花を吊るして自然に乾燥させるだけなので、道具なども特に必要ありません。初心者の方でも手軽に挑戦することができます。
用意するものはこちらです。
・スターチス
・植物用ハサミ
・麻紐(輪ゴムでも代用可能)
※ハンギング前に花瓶などに挿していた場合、水に浸けていた部分は切り落とします。
1.小枝は一番太い茎から切り離しておきましょう。この時点でできあがりサイズにまとめておくと、完成後に花同士が引っかかることなく扱いやすくなります。
2.複数本をまとめて麻紐できつくしばり、風通しがよく直射日光が当たりにくい場所で約1~2週間ほど吊るします。直射日光が当たらない場所で約10日〜2週間ほど吊るします。扇風機やエアコンの風を当てるとより早く乾きますが、強く当てすぎると焦げたり変形してしまうこともありますので注意しましょう。
シリカゲル法は、もともとの花色を鮮やかな状態で残したり、花の形をそのまま残せるという点がメリットです。バラなどの立体的な花や、ビオラ、アジサイなどの花びらが薄く繊細な花にはシリカゲル法が向いています。
・花
・シリカゲル(ドライフラワー用のもの)
・密閉容器
・スプーン
・花切りばさみ
1.花首(茎の先の、花を支えている部分)の2cmほど下で茎をカットします。
2.シリカゲルを密閉容器の1cmほどの深さに敷き詰め、そこにカットした花を置きます。シリカゲルは、ドライフラワー用のものがおすすめです。粒が細かく粉末状になっているので、花びらのすきままでシリカゲルが入り、乾燥後も花の形をきれいに保つことができます。
花の上からもスプーンを使ってシリカゲルを優しくふりかけ、花が完全にシリカゲルに埋もれた状態にします。
3.容器の蓋を閉め、約1週間程度置いて完成です。(シリカゲル法で乾燥させたドライフラワーは色褪せしやすいため、密閉容器で保管しましょう。
スターチスのドライフラワーの飾り方(アレンジ方法)としては、出来上がったドライフラワーをそのまま花瓶に生けるほか、「スワッグ」「リース」「ハーバリウム」などがあります。
スワッグは、花や葉を束ねて壁にかける壁飾りのことです。花や葉を束ねて壁にかける飾りで、一言でいうと、花束を逆さにしたようなデザインが多いですが、ガーランドのような形式やフレームに入っているものなども見られます。
ドライフラワーでリースにする場合は、植物がみずみずしいフレッシュな時期に丸めてリースにするのがおすすめ。乾燥してから丸めると折れてしまうことがあるので注意が必要です。
小さくて可憐なスターチスの花は、ハーバリウムにアレンジしてもとてもかわいらしく仕上がります。ガラス瓶の中にドライフラワーにしたスターチスの花を浮かべてみましょう。ガラス瓶の中に浮かべることで、幻想的。光が当たることによってキラキラと輝きながら揺らめくのを楽しめるのが魅力です。
ドライフラワーにしても花色が変化しにくく、他の植物とミックスさせてもアレンジしやすいスターチスの花。いろいろなアレンジを楽しみましょう。
GreenSnap編集部