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植物をよく見ると白や黄色の小さな点を見つけることがあります。もしかするとオンシツコナジラミかもしれません。このページではオンシツコナジラミの駆除や対策についてまとめていますので、植物の健康を守るために最後まで読んでみてくださいね。
オンシツコナジラミは白や黄色い見た目をしていて、大きさは小さいのが特徴です。サイズは成虫で約2ミリと小さく、農薬への抵抗性が高いとされています。何度も同じ農薬で駆除しようとすると、耐性がつき、徐々に駆除剤の効き目が落ちる特徴があります。
寒さが苦手ですが、暖かい地域であれば室内でも越冬ができます。また30度以上であれば死んでしまうようです。
人体には害はありません。しかし、植物に付着していると見た目が悪くなるばかりか、被害も出ますので、オンシツコナジラミは見つけ次第駆除をしてください。
オンシツコナジラミが発生すると、その糞が原因となり植物がすす病になる可能性があります。すす病とは、植物がすすをかぶったように黒く変色する病気です。そのままにしておくと光合成ができなくなり枯れてしまいます。
オンシツコナジラミの幼虫や成虫が植物の果実、葉、茎などを噛んで吸汁して、植物を弱らせることもあります。
オンシツコナジラミが発生する原因は、主に苗にもともと付着していることか、窓から入ってくる、衣服に付着しているなどがあります。
オンシツコナジラミは春と秋に発生しやすいです。20度前後の気温を好むので、この時期に卵を産んで繁殖させないように注意が必要です。
オンシツコナジラミが発生しやすい植物は、トマトやミニトマト、ナス、ピーマンなどナス科の野菜、アブラナ科の野菜です。
とくにトマト退緑ウイルスを媒介しますので、トマトを栽培している場合は駆除が必要です。またシルバーリーフコナジラミもトマトをはじめとしたナス科の植物に付着します。
シルバーリーフコナジラミはナス科の植物に付着し、葉を白くさせることから由来していて、オンシツコナジラミとは別種です。
春と秋の繁殖期に卵を産ませないように殺虫剤をまきましょう。上の写真のベニカXファインスプレーがおすすめです。
オンシツコナジラミは黄色を好み、集まってくる特徴があるので黄色い粘着シートが効果的です。羽のある成虫に効果がありますので、殺虫剤と併用するとよいでしょう。
水と牛乳を1：1の割合で混ぜてスプレーをするのもオンシツコナジラミの成虫駆除に効果的です。
オンシツコナジラミの予防対策方法とはどんなものかまとめていきます。
売られている時点ですでにオンシツコナジラミが付着している可能性がありますので、よく苗を見てみましょう。
オンシツコナジラミは通気性の悪い場所を好むため、風通しのよい場所で育てることで繁殖をおさえられます。
隙間の細かい防虫ネットを使用することで、オンシツコナジラミが飛来しにくくすることも効果的です。
天敵を放つのではなく、天敵を使った殺虫剤を使用するとよいです。オンシツツヤコバチがオンシツコナジラミの天敵です。
オンシツコナジラミは農薬がききにくい厄介な害虫ですので、まず予防策として購入前に苗についていないかよくチェックすることがおすすめです。あとは繁殖させないように、通気性のよい場所で植物を育てましょう。飛来しないように防虫ネットなどで対策をしてください。
みなさんもオンシツコナジラミの予防策と駆除方法を覚えて植物を元気に育てましょう。
GreenSnap編集部
