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ピリリと辛い料理にはよく使われている唐辛子(トウガラシ)は、自宅での栽培もかんたんで、家庭菜園でも人気があります。ここでは、そんな唐辛子の収穫時期や方法について詳しくご説明します。赤唐辛子、青唐辛子の違いやそれぞれの収穫時期、収穫方法についても解説しているので、ぜひご参照ください。
唐辛子の収穫時期は、苗を植え付けてから1〜2ヶ月後の7月頃が適期です。花が開花してから2〜3週間後が収穫の時期となるので、逃さないでくださいね。
ちなみに、唐辛子の葉(葉唐辛子)を収穫する場合は、唐辛子の実が青いうちに収穫します。
また、唐辛子は赤くなる前の青い実(青唐辛子)を収穫することもできます。その場合、上記の収穫時期とは少しずれるため注意しましょう。
青唐辛子の場合は、花が咲いたあとから20〜30日たったほどの果実でまだ未熟なもの。よって、青唐辛子の収穫時期は、実の長さが4〜5cmほどになった頃がタイミングです。
青唐辛子が赤くなるまでには、さらに20〜30日ほど経過する必要があります。
唐辛子は、ヘタのすぐ上の部分をハサミでカットして収穫します。作業の際は、必ず手袋をしましょう。
唐辛子の実には辛み成分が含まれていて、これを素手で触ると皮膚がひりひりとすることがあります。手に刺激を感じる可能性があるため、素手では収穫しないようにしてください。
もしも素手で触ってしまった場合は、必ず手を洗いましょう。また、唐辛子に直接触れた手で目をこするのも危険ですのでご注意ください。
収獲のポイントは1つ前で説明したように軍手を着用すること。
また、赤唐辛子を収穫したい場合は、すべての唐辛子が赤くなるのを待ちたいかと思います。しかしすべてが赤くなるまで待つと、唐辛子の株が弱ってしまいます。
最初に青唐辛子を収穫し、残ったものが赤くなるのを待って赤唐辛子として収穫するようにするのがおすすめです。そうすることで複数種類の唐辛子を収穫することが可能となります。
唐辛子の保存方法は、自然乾燥、冷蔵保存、冷凍保存の3パターンあります。ただし、基本的にまずは自然乾燥させてから保存します。
自然乾燥が一番長持ちするので、おすすめの方法です。この方法では、収穫した唐辛子を軒下などで吊るして乾燥させます。紐でくくる際は、1つ1つが重ならないように注意してください。
風通しのよい場所を選びます。紐でくくって数日吊るすことで、表面にシワができてきます。振ると音がカラカラとなったら自然乾燥した証拠です。乾燥させた唐辛子は、密閉できる容器に入れて保存しましょう。一緒に乾燥材を入れておくと安心です。
紐でくくらずに、ザルやキッチンペーパーの上に広げて天日干しすることで乾燥させることもできます。乾燥は不十分だとカビが出ることがありますので、ご注意ください。しっかりと乾燥させましょう。
乾燥させた唐辛子は冷凍保存が可能です。真空パックやラップに唐辛子を包んで冷凍庫に入れるだけ。これでだいたい1年ほど保存ができます。しかし、長く保存しているとせっかく育てた唐辛子の鮮度や味がおちますので、なるべく早めに使用しましょう。
唐辛子は冷蔵保存もできる便利なもの。冷蔵庫に入れるとだいたい1週間ほどはもちます。乾燥しないようにジップつきのパックに入れて、野菜室で保存をしてください。
収獲した唐辛子は料理で楽しむことができます。乾燥させてものをハサミで薄くカットすれば、味や見た目のアクセントにもなりますよ。唐辛子はペペロンチーノやピザ、サラダへの利用が可能です。しかし、辛みがありますので、使用量には注意をしてください。
また塩やオリーブオイルでつけるのもおすすめです。そのほか、食用としてだけでなく、乾燥させてアレンジメントなどに使うのもおすすめです。
一度の栽培で青と赤の実を両方収穫できる唐辛子。また、葉唐辛子はスーパーではあまり見かけないため、家庭菜園の醍醐味の一つともいえます。ぜひこの機会に収穫して、味わってみましょう。
紐でくくって収穫した唐辛子を吊るすと、見た目もかわいいです。魔除けの意味合いもあるそうですので、ぜひ唐辛子の栽培から収穫までを楽しんでください。
GreenSnap編集部