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お祝いなどでもらうことの多い胡蝶蘭は、花が終わったら枯れてしまうというわけではありません。じつは生命力が強い着生ランなので、きちんと適切なお手入れをすれば、長生きしてくれます。
このページでは胡蝶蘭の花が終わったら、枯れたらどうすればいいのかをわかりやすく解説していきます。
胡蝶蘭の花が終わったら、まず「花がら摘み」と「花茎切り」という剪定をして、次に植え替えてあげましょう。
また、剪定で茎を切る位置を調整することで、場合によっては1〜2ヶ月後に花が咲く「二度咲き」も楽しむことができますよ。
胡蝶蘭は花が終わったからといって枯れるわけではなく、葉に艶があるなら株自体は生きているので、処分せずに育ててみましょう。
また、数年に1度植え替えをしてあげる必要もあります。
胡蝶蘭の咲き終わった花は、見つけ次第花首の位置で摘みとってください。
古くなった花をそのままにしていると胡蝶蘭が傷みますので早めに取りましょう。
ちなみに、大輪タイプなどの花茎が太い胡蝶蘭は、手で花がらを摘み取るのが難しいことがあります。その場合は消毒した剪定バサミなどを使用しても問題ありません。
胡蝶蘭は、一本の花茎にたくさんの花をつけます。胡蝶蘭の花茎についている花のうち、3分の2ほどが咲き終わったら、花茎を根元からカットします。
胡蝶蘭に支柱がくくりつけてある場合は、ついているテープを外し、花茎を傷つけないように支柱を抜いてから作業しましょう。
胡蝶蘭を二度咲きさせたい場合は、花茎を根元から切ってはいけません。
花茎を切るときに、根元から数えた2〜3節を残して、節の上2cmの位置でカットしましょう。
花茎を残しておくことで、1〜2ヶ月後、切り口から新しく花芽が伸びていき、二度咲きを楽しむことができますよ。
2度咲きの成功のコツは「温度」と「湿度」!
胡蝶蘭を2度咲きさせるのは、やや難易度が高いといわれています。そのため、胡蝶蘭が好む温度湿度・日当たり加減を必ず守ってあげましょう。詳しくは、下記の関連記事の育て方を参考にしてみてくださいね。
胡蝶蘭の植え替えは、4〜6月の間に行いましょう。毎年植え替える必要はなく、だいたい2~3年に1回くらいの頻度で問題ありません。
胡蝶蘭は水苔に植え替える以外にも、バークに植えたり、流木に着生させて飾ることもできるので、いろんな飾り方を楽しめますよ。
植え替えの方法は写真付きで下記の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
胡蝶蘭が枯れる原因の多くは、水やりのしすぎによる根腐れです。下記のような状態になっている場合は、根腐れしている可能性があります。
ただ、根腐れを起こしていても、古い水苔を取り除いてみて、白く元気な根が一本でもあれば、時間はかかりますが、植え替えをして復活させることもできます。
根腐れした胡蝶蘭を植え替えるときは、腐って水っぽくなった根を全て切り取り、清潔な植え込み材へ植え替えましょう。
パッと見た感じだと傷んでいるように見える胡蝶蘭ですが、植え替えをしてカットをすることでまた花を咲かせてくれるようになります。完全に枯れている場合は無理ですが、1つでもまだ元気な根があるだけで復活することもあります。
処分する前はよく確認をして、少しでも花がまた咲く可能性はないかチェックしてみてください。
GreenSnap編集部