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せっかくかぼちゃを育てても収穫がいつかわからない方もいますよね。早く収穫してしまうと、おいしくないかぼちゃになってしまうので、きちんと収穫期を見分ける必要があります。このページでは、かぼちゃの収穫時期を紹介しています。収穫時期を見分め方などはイラスト写真つきで記載しているので、ぜひご参照ください。
かぼちゃの収穫時期は6〜9月頃です。だいたい受粉してから40日から50日後が収穫となります。
ただし、収穫時期は種類や品種によっても異なるので、かぼちゃの種や苗を購入したときについてくる説明書きに書かれている収穫日数を参考にしてください。
また、日数で収穫時期を計算して収穫すると、まだ熟していない可能性もあります。種類や生育環境によって収穫が早くなることや遅くなることもあるので、次に説明する収穫目安をおさえておきましょう!
かぼちゃの収穫目安は、かぼちゃの種類によっても異なります。食用のかぼちゃの種類には大きく「西洋かぼちゃ」と「日本かぼちゃ」の2種類があるので、育てているかぼちゃの種類を考慮して、収穫目安を押さえましょう。
(これ以外に、おもちゃかぼちゃとしても知られる「ペポかぼちゃ」もありますが、あまり食用として収穫されないので割愛します)
かぼちゃは収穫適期になると、ヘタの色が変わります。
また、ヘタが変色してからさらに横方向にヒビのような亀裂が入るので、横ヒビを確認したら収穫しましょう。
他にも表皮の変化を収穫目安とすることもできます。表面に溝ができて、かぼちゃの模様がわかるようになれば収穫のタイミングです。
さらに、熟していないとかぼちゃの表面には艶がありますが、収穫期が近づくとこの艶はなくなってきます。艶が消えたら収穫するのも目安となります。
また日本かぼちゃの場合、表面に白い粉がでてくるので、そのタイミングで収穫してもいいでしょう。
かぼちゃは表面の硬さでも収穫期を判断することができます。かぼちゃの表面に爪を立てて爪跡が残らないほど硬くなれば収穫期となります。やわらかくまだ爪跡が残るくらいであれば、収穫せずにしばらくそのままにしましょう。
かぼちゃの収穫には、軍手、ハサミ(剪定用ハサミ)が必要です。かぼちゃのヘタは硬いのでハサミはよく切れる剪定用ハサミにしましょう。力も必要なので軍手着用をおすすめします。
ヘタは少し残して上の方でカットしてください。
可能であればかぼちゃの収穫は晴れた日に行いましょう。収穫時にカットしたヘタ部分の切り口が濡れてしまうと、保存が悪くなるので晴れた日がおすすめです。
ちなみにかぼちゃは収穫の10日ほど前から、横に倒れた果実を上向きに座り直す、「玉直し」という作業をすると、より品質のいいかぼちゃに仕上がります。
果実に黄色い部分があれば、日が当たるほうに向き直してやったり、果実の下にトレイやクッションを置いてあげるといいですよ。
かぼちゃは収穫後にすぐに食べるのではなく、追熟(キュアリング)をさせることで、でんぷんが糖へと変化するのでより甘みが増して美味しくなります。
収穫後の追熟・保管方法は、風通しのよい日陰で常温で3〜4週間ほど置いておけばOKです。ただし、常温といっても真夏の暑く湿度の高い時期は腐りやすくなるので、野菜室などで保管しておきましょう。
追熟後のかぼちゃを保存するときは、カットしたなら種とワタをしっかり取り除き、キッチンペーパーで水分をきれいに拭き取ってからラップに包んで野菜室で保存しましょう。この保存方法で1週間ほど保ちます。
カットしてなければ野菜室にいれておくとさらに1ヶ月ほどは美味しく食べられます。それ以上保管すると腐りやすくなるので気をつけましょう。
家庭菜園でもかぼちゃは気軽に育てられます。ただし、かぼちゃの収穫はよく見分ける必要がありますので。よくその特徴を見分けましょう。
日数に頼るのではなく、ヘタの色の変化やかぼちゃの表面の溝の変化、艶の有無でも判断してみてください。自宅で育てたかぼちゃは格別なので栽培して収穫時期を楽しんでくださいね。
七尾びび
GreenSnap編集部