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にんにくは比較的簡単に栽培ができますが、地中で育つので収穫時期が分かりにくい野菜です。収穫適期に掘り起こしても、まだ球根が成長しておらずがっかりしたなんてこともあるかと思います。そこで今回はにんにくの収穫時期や収穫後の保存方法、保存期間、吊るし方や干し方について徹底解説します。
にんにくの収穫時期は、5月中旬から6月下旬が目安です。にんにくは秋に植え付け、翌年の春にかけて実が太く生長し、初夏に収穫時期を迎えます。
収穫時期は、にんにくの品種や栽培している地域の気候によって変わるので、育てているにんにくの状態で判断をしてくださいね。収穫の目安は次の章を参考にしてください。
にんにくの収穫の目安やポイントは以下の通りです。
にんにくの収穫の目安となるのは、地上の茎葉が3〜4枚ほど枯れた状態です。
収穫適期を迎えてもまだ葉が枯れていなければ、しばらく待ってから収穫した方が良いでしょう。ただし、茎葉が枯れていたとしても球根が十分に肥大していない可能性があります。
そのため、すべて収穫する前に一株試し掘りをして、収穫できるかどうか確認しましょう。球根を水平に切って断面を確認し、一片一片が十分に太っていることを確認できたら、全体を収穫しましょう。
反対に、一片の大きさがバラバラだったり、小さいものが多い場合は、もう少し地中で成熟させて様子をみると良いでしょう。
晴れた日の収穫がおすすめの理由は、収穫時に実が濡れると傷みやすくなるからですよ。
ただし、球根を大きくしたいからといって、全ての葉が枯れるまで待ってはいけません。
球根が大きくなりすぎると、実が生長しすぎて割れてしまうこともあります。にんにくの実が薄皮の外に出て、直接土に触れてしまうと、土壌に存在する病原菌のせいで病気になってしまうこともあります。
また、にんにくは寒さに弱いので、11月に入り、初霜が降りる前には全て収穫しましょう。そのまま植えっぱなしにしていると、地中で腐ってしまいます。
にんにくを収穫方法は、優しく根元をもって真上に引き上げるだけです。試しに一株収穫してみて、よく太っていれば他の株も収穫していきましょう。
収穫してすぐのにんにくは、「生にんにく」として食べることができます。市販で出回るにんにくは乾燥させた状態なので、みずみずしさや味わいが全く異なりますよ。ぜひ生にんにくの状態で召し上がってみてくださいね。
にんにくは、乾燥させると常温で長期保存ができます。収穫後に天日干しにするだけで乾燥にんにくができますよ。ただし、天日干しの途中に雨に打たれて濡れてしまうと、その後カビたり腐ってしまうことがあるので気をつけましょう。
にんにくを干して常温で保存したいという方向けに、紐を使ったにんにくの縛り方をご紹介します。1mほどのビニール紐があれば簡単につくれますよ。
にんにくの根を切り落としたら、光にあてないように新聞紙に球根を包んで冷蔵庫に入れましょう。紙で包むとカビが生えにくいのでおすすめです
冷蔵保存の場合、保存期間は1〜2カ月ほどになります。
にんにくは冷凍保存もできます。にんにくを房からひとつひとつ分けて皮を取ります。そのまま密閉袋などに入れて冷凍庫で保管をしてください。
冷凍保存の場合、保存期間は3カ月〜半年ほどになります。
にんにくや、ごま油やオリーブ油、醤油、酢などの調味料に漬けて保存することもできます。好みの調味料を密閉できるガラス瓶に入れてにんにくを浸します。そうすることで、調味料ににんにくの良い香りがついて様々な料理に使うことができます。
油につけた場合、保存期間は半年〜1年ほどです。また、醤油などの調味料につけた場合は2〜4カ月ほどの保存期間になるでしょう。
にんにくはしっかり乾燥が済んでいれば、常温でも長期間保存できます。ネットにいれたり、紐やストッキングを使って吊るして、風通しがよく直射日光が当たらない場所で保存しましょう。
干しにんにくの場合、きちんと乾燥させれば数カ月保存することができます。湿気や雨にあたると傷んでしまうので注意しましょう。
干しにんにくは、しっかり乾燥させることができれば、数ヶ月は保存することができます。
にんにくはさまざまな料理に使える香味野菜です。栄養も満点で、少量だけでも食欲をそそるとても良い香りがしますよ。
干して保存することで、いつでも簡単に料理に使うことができます。ぜひ、自宅で育てたにんにくをいいタイミングで収穫して、普段の料理に活かしてくださいね。
七尾びび
GreenSnap編集部