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春になると開花するコブシはおだやかな気候のときに目にする素敵な花ですが、どんな花言葉があるのでしょうか。このページではコブシの花言葉を紹介します。お庭にコブシがある方もぜひご参照ください。
コブシの花言葉は、「歓迎」、「友情」です。
コブシの花期は3月から5月です。この時期は卒業や入学の時期。新入生を歓迎する時期でもありますよね。そのことから「歓迎」という花言葉がついたと考えられます。
入学や卒業の時期の花というと桜を思い浮かべるかと思いますが、コブシも同じく出会いと別れの季節に開花します。このことから「友情」という花言葉がつけられたのでしょう。
コブシの基本情報をご紹介します。
コブシは春のはじめに咲く花です。モクレン科モクレン属なので、とてもモクレンに似ていますよ。
コブシの名前の由来は複数あります。
コブシは花が咲く前につぼみが膨らみます。それが小さな子どもの握りこぶしのように見えることから、コブシという名前がつきました。
また、コブシの果実はデコボコとした形をしています。この果実の形が子どもの握りこぶしのように見えてコブシとついた説もあります。
コブシは漢字では「辛夷」で、中国名では「日本辛夷」です。子どものこぶしが由来なのに、なぜ「拳」ではないのでしょうか。
コブシの花のつぼみを乾燥させて作る生薬を「辛夷」というためこのようになったようです。ちなみに中国で「辛夷」というとモクレンを指すため、モクレンと区別する目的で「日本辛夷」となっています。
アイヌ地方では「オプケニ」、「オマウクシニ」と呼ぶそうです。これはアイヌの言葉で「オナラをする木」、「よい香りがする木」という意味らしく、コブシの香りから名前がつけられたと考えられます。
コブシは枝の先にほのかな香りがする花をつけます。花は白く、外側に3枚のガクと6枚の花弁をつけます。花の大きさは5~6センチで、花だけでなく、枝からも良い香りがするのが特徴です。
見た目はハクモクレンに似ています。花期もモクレンと重なり、区別するのが難しくなります。見分ける方法は、ハクモクレンはふんわりと咲き、完全に開き切らずに開花しますが、コブシは横に花弁を大きく広げる特徴があります。
コブシはハクモクレンと同じ時期に咲くため、よく間違われることがありますが、開花のし仕方に違いがありますので、ぜひ見分けてみましょう。花期も長く、暖かくなる時期に咲きますので、お散歩がてらお楽しみください。
GreenSnap編集部