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ヒトデのような見た目をしている不思議な花のスタペリアは自宅で育てることができます。食虫植物のような見た目ですが、どんな土で育てるのでしょうか。
このページではスタペリアの育て方の基本をご紹介します。変わった見た目にも関わらず育て方は意外とかんたんなので、これからお迎えしたい方はぜひご参照ください。
スタペリアは、ガガイモ科の多肉植物で、個性的な見た目をしています。
南アフリカ、ケニア、タンザニア、インド東部が原産で、夏から秋にかけて不思議な花を咲かせます。花は星型でスタペリアの種類によっても大きさが異なりますが、大型の花をつけるものでは30センチの花をつけることもあります。
スタペリアの花は星型なのでかわいらしいものを想像されるかもしれませんが、色は赤茶色、暗い紫の形で斑点が入るものもあります。さらには毛も生えるものもあるため、かなり毒々しい雰囲気があります。
スタペリアのなかには、腐ったような香りを放つものもあります。このニオイに誘われたハエが卵を産み付けて、ウジが受粉の手助けをするようです。
スタペリアは鉢植えで育てることがほとんどで、日当たりが良い場所を好むので日中は屋外に出しても問題ありません。ただし、雨には当たらないように注意してください。屋外での冬越しは難しいので、寒くなったら室内に移してあげてください。
また、スタペリアは風通しのよい場所を好みます。
スタペリアは蒸れを嫌います。水はけのよい土を選んでください。多肉植物の土、サボテンの土など園芸店で売られているものを使用できます。
スタペリアは茎の内部にたくさん水をためこんでいるので湿気が多いことを嫌います。水のやりすぎは根腐れのもとになるので乾燥気味に育てましょう。
生育期はスタペリアがよく生長します。土が乾いたらたっぷりと水やりをしてあげてください。
冬は生長が遅くなるので水やりの頻度を徐々に減らしていきます。真冬の10度以下の場合は、スタペリアの水やりを休止して休眠させましょう。3月以降に気温が上がって暖かくなってきたらまた水やりを再開しましょう。
スタペリアは肥料を与えなくても育つ植物です。
育成が悪い場合は肥料を与えましょう。肥料を与える場合は、5月から7月に緩効性の固形肥料や有機肥料を土にまぜてください。
スタペリアの植え付けはいつでもできるわけではありません。一般的に植物は地植えか鉢植えで育てますが、スタペリアは鉢植えで育てることをおすすめします。
植え付け時期は4月から6月で、真夏になる前に必ず植え付けをしてしまいましょう。土は市販のサボテン用の土、多肉植物用の土で問題ありません。
スタペリアを鉢植えで育てていると、鉢が窮屈になります。スタペリアは上に伸びるだけではなく、地中の根っこもどんどん生長します。そのままにすると根詰まりを起こしてしまうことがあります。土が古いと栄養分もなくなってしまうので、植え替えが必要です。
大きさに合わせた鉢に移して手入れをしてあげましょう。植え替えの時期は5月から7月です。植え付け同様、真夏になる前に終わらせてください。
スタペリアは株分けで増やすことができます。株分けとは1つの株を根っこから2つや3つなど複数に分けて、分けた株を別の場所に移して増やす方法です。
鉢が窮屈になって植え替えをする際に、株を2つに分けてみましょう。これで1つスタペリアを増やすことができます。株分けをする時期はいつでもよいわけではなく、5月から7月です。ちょうど植え替えのときがタイミングです。
スタペリアにはカイガラムシがつきやすいので、茎などについていたら古い歯ブラシなどで取ってください。
ガガイモ科の植物の花言葉をご紹介します。「清らかな祈り」、「味わい深い」です。
星型の不思議な見た目のスタペリアはまるで食虫植物のようです。多肉植物の花は小さいものも多いですが、スタペリアはかなり目立つのでサボテン、多肉好きの方にはおすすめですよ。
GreenSnap編集部