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アカンサスは地中海沿岸を原産とする、キツネノマゴ科ハアザミ属の多年草です。原産地のひとつであるギリシャでは国花として古くから愛されており、グラデーションの美しさが目をひきます。日本ではあまり馴染みはありませんが、イングリッシュガーデンではおなじみの観葉植物です。
今回はアカンサスの育て方についてご紹介します。
アカンサスは日当たりのよい環境で育てると花つきがよくなります。アカンサスは耐寒性・耐暑性に優れ、乾燥や日陰にも耐える強健な植物なので、どんな場所でも育てられるのが魅力です。
アカンサスは乾燥に強い植物なので、基本的に水やりはあまり必要ありません。鉢植えでアカンサスを育てる場合は表土が乾いてから水やりします。地植えでアカンサスを育てる場合は降雨のみで十分です。
アカンサスには水はけのよい土が適しています。鉢植えでアカンサスを育てる場合は、「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販の草花用培養土を使っても構いません。
地植えでアカンサスを育てる場合は、植え付け1週間前に腐葉土を混ぜ込むことで水はけをよくしておきます。
鉢植えでアカンサスを育てる場合は、春と秋に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
地植えで育てる際は、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでください。
アカンサスは3〜5月、9〜11月が植え付け・植え替え適期となります。鉢植え栽培の場合は、8号鉢以上の大きさの鉢に植え付けていきます。
植え替えは根づまりを起こしているようであれば行います。地植えの場合は植え替え不要です。
アカンサスは株分け、根伏せ、種まきによって増やします。
植え付けついでに株分けを行います。掘り上げた株を分けて、植え付けましょう。
根伏せの適期は早春か秋です。太い根を10cmほどの長さに切り取り、1cm覆土して土に寝かせてください。
2ヶ月ほどすれば芽がでてきます
種まきの適期は5〜6月です。
アカンサスはとても丈夫な植物なので、病害虫の被害を受けることはほとんどありません。水はけの悪さからくる根腐れにさえ気をつければ、誰でも安心して育てられますよ。
オーニソガラムは6〜8月に、1mを超える長さの花茎から、花径3cm、花長5cmの花を穂状に咲かせます。ピンクと白のグラデーションがきれいな花ですよ。
アカンサスの花言葉は、「芸術」「技巧」です。アカンサスの葉が古代ギリシャの柱装飾のモチーフになっていることに由来しているとされます。
アカンサスは初心者でも手軽に育てられるので、濃淡の美しい葉や花を誰でも観賞できるのが魅力です。スレンダーな花は切り花にやアレンジにして楽めますよ。
GreenSnap編集部