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見た目も可愛らしいミニバラは、その手軽さからインテリアなどとしてもとても人気があります。ミニバラには数多くの品種があり、どのミニバラを育てようか迷ってしまいそうです。
初心者の方でも育てやすい植物で、多年草植物のため剪定することで毎年綺麗なミニバラを咲かせることができます。ミニバラの剪定にはいくつか種類があり、時期によって剪定方法も異なります。
今回は、ミニバラの剪定について詳しくご紹介してきます!
ミニバラは一般的なバラと比べると必ず剪定が必要な植物ではありませんが、剪定することでミニバラ全体の形を整えるだけでなく、きれいな花を咲かせます。剪定することで風通しが良くなり、害虫予防の効果もあります。
植物は一般的に枝が長く伸びることで遠くの枝まで栄養を運ぶ必要があります。多年草植物のミニバラは数年育てていれば古い枝なども残っているはずなので、花付きを良くするためにも剪定を行うことをおすすめします。
ミニバラの剪定には、剪定ばさみを用います。ミニバラには細かな枝や葉が沢山あるため、細かい作業ができる小振りの剪定ばさみを使用して作業すると良いでしょう。
剪定ばさみは通販などでも手軽に購入することができるので、ミニバラの作業に適した剪定ばさみを用意して剪定することをおすすめします。
ミニバラの剪定方法は、一般的なバラと比べるとそれほど難しくはありません。「強剪定」は草丈の約半分を剪定して、全体的に高さを揃えるようにしましょう。剪定後は全ての葉を取り除き、枝だけの状態にします。このような状態にすることで冬の時期に十分な栄養を蓄えることができ、春になるとその栄養はミニバラが開花したときに使用されます。
強剪定は確実に休眠しているミニバラが対象の剪定方法なので、しっかりと休眠していることを確認してから剪定しましょう。
「弱剪定」の場合は5枚葉の上の部分を切り落とし、剪定をこまめに行います。5枚葉とは、5枚の葉がついている枝のことを指します。太くてしっかりした枝なので、5枚葉を剪定することでしっかりした新芽が付く傾向にあります。弱っている株や葉が落ちている枝などは取り除かず、そのままの状態にしておきます。
暖かい地方で育てているミニバラや12月に購入したミニバラなどは休眠が浅い場合があるため、「折り曲げ剪定」を行います。折り曲げ剪定とは、地面から10cmほどの高さで、枝を外側に優しく折り曲げる剪定方法です。折り曲げた場所から新芽が出てくるので、新芽が約10cm生長したところで、折り曲げた枝を取り除きます。
ミニバラは春~夏の時期が生長期、そして秋~冬が休眠期です。春~秋にかけては弱剪定、冬の1月下旬~2月中旬頃に強剪定を行います。四季咲き性のミニバラは5月~8月頃に一通り開花するため、花が咲いた後は花がらを摘みます。咲き終わった後の花をそのままにしておくと養分が取られて花付きが悪くなってしまうため、花がら摘みは大切な作業です。
8月下旬から9月中旬頃は、全体の約3分の2の高さに剪定します。一季咲きのミニバラの場合は、この作業を行わなくても結構です。四季咲きの品種は10月~11月にも咲くため、この時期も花がら摘みを行います。
また、植え替えする場合は、剪定してから植え替えることをおすすめします。ミニバラの鉢植えの植え替え時期は、毎年12月~2月頃です。
ミニバラを剪定したあとは、用土に肥料を施します。ミニバラには春~秋の時期にバラ用の固形肥料を与え、地植えの場合は冬に発酵油かすなどの固形肥料を与えると良いでしょう。
剪定後に肥料を与えることで、春にはきれいなミニバラを咲かせます。また、ミニバラは日当たりを好む植物なので、剪定後も日当たりの良い場所に置いて育てましょう。
草丈が低いミニバラは一般的なバラよりも剪定がかんたんなので、初心者の方でも育てることができます。春~秋の時期に行う弱剪定と冬の強剪定を行うことで、次の春には綺麗な花を咲かせます。
弱剪定はこまめに行うことで効果があるので、時間を見つけてできる範囲でしてみてください。ミニバラの剪定が出来ない場合は、花がらや枯れ枝などを取り除く程度でも結構です。
きれいで香りも良いバラは植物の中でもとくに人気がありますが、こじんまりしたミニバラは室内やベランダなどに手軽に飾ることができます。ミニバラの種類は多種多様なので、違う種類のミニバラを育てても楽しめることでしょう。
可愛らしいミニバラを、ぜひともご自宅などで鑑賞してみませんか。
GreenSnap編集部