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カポック(シェフレラ) は美しいグリーンが特徴の観葉植物で、室内で育てる方がほとんどですが、大きく育つと数メートルにまで成長する種類もあります。そんな人気観葉植物のカポックの剪定時期や方法について解説しています。
カポック(シェフレラ)はウコギ科シェフレラ属の植物で、中国や台湾を原産とします。
カポックに限りませんが、植物は成長をしていきます。そのまま放っておくと、伸び放題になって見栄えが悪くなってしまうため、剪定作業が必要となります。
また、成長しすぎたカポックは、すべての枝先にまで栄養を送るため、栄養不足に陥ることがあります。剪定を怠ると、しっかりと必要な分だけ栄養が届かなくなり、ヒョロヒョロすることもあるのです。よって、間引きのような意味合いで、不要な枝を剪定をする必要もあります。
さらに、枝葉がたくさん育つと、葉が重なることになり湿気がこもりやすくなります。湿気が原因で病気になることがあるため、通気性をよくして病気を防ぐためにも剪定をします。葉が重なると光合成ができずに、傷んでしまうこともありますので、込み入った枝葉は剪定をする必要があるのです。
カポックの剪定時期は、5月から7月です。初夏のあたたかい時期には、カポックがよく枝や葉を伸ばします。このようによく成長する時期のことを生育期と呼びますが、この頃に剪定をするのがおすすめです。
剪定作業は植物に負担を与えますが、生育期に剪定を行うのであれば、その回復が早く済みます。とはいえ、カポックは丈夫なため、基本の剪定時期5〜7月以外の時期でも、真冬以外であれば剪定をしてもそこまで問題はありません。
まず、カポック(シェフレラ)の剪定に必要なものをご紹介します。
次に、剪定するべき枝を見分けます。
そして、これらの枝を剪定していきます。剪定ハサミを入れる場所ですが、生長点のすぐ下を剪定するのがおすすめです。生長点とは、枝にあるコブのようなもののこと。ここから新芽がでてきますので、そのすぐ下で剪定しましょう。
剪定用のハサミを使ってカットしますが、これは清潔なものを使用してください。ハサミに雑菌がついていると、カポック(シェフレラ)の切り口から雑菌が繁殖する可能性がありますので、ハサミは消毒してから使うとよいですよ。スプレーを吹きかけるか、煮沸消毒しましょう。
剪定の際は、こまめに全体の様子を見て、切りすぎていないか、チェックすることをおすすめします。ついつい熱中すると視野が狭くなり、切りすぎてしまったりアンバランスになったりしますので、一旦離れて株全体を見てバランスを確認してみましょう。
室内でカポックを育てている場合は、あまり成長してしまうと邪魔に感じることもありますよね。鉢に対して大きくなりすぎると転倒の危険性もありますので、剪定をしましょう。
剪定時期を守って、余分な枝を剪定するだけ。簡単ですので、ぜひやってみてください。
GreenSnap編集部