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はじめまして、こんにちは。
レモン研究家 国吉純です。
ある農家さんとの出会いから、始まった私の「はじめて檸檬」体験からかれこれ、10年以上経ちました。その間に、自分のベランダやお客様の庭等でレモンの木を育てつつ、レモン農家さんとの交流、そしてレモンを取り扱う業者の方や、飲食店の方達と一緒に国産レモンの普及活動を続けてきました。
これから少しずつ、私が10年以上前から書物を読んだり、レモン農家さんから伺った「レモン」にまつわるお話、そしてご家庭の庭や鉢で上手に育てるにはどうしたら良いか、収穫したレモンの実の更なる楽しみ方などをご紹介していきたいと思います。
私が恋したレモン、、、皆さんもぜひ、いろんなレモンの世界を覗いてみませんか?

さて、今世の中にはたくさんのレモンのお菓子や調味料などの商品や、レモンの料理、レモンのドリンクを提供するお店がどんどん増え、園芸の世界でも「レモンを育ててみた〜い!」と言う方が続々と増加中。今、空前の「レモンブーム」とも言われています。
さて、日頃、園芸を教えている中で私は、初めて育てる植物を手にした際には必ず、「生まれ故郷を調べてみましょう」、とお伝えしています。 例えば、「今度、我が家にアメリカからやってきた留学生を預かることになりました!」と言うことになれば、家族みんなで地図を見て、アメリカの西から?東から?どこの州から来るんだろうか?気候は日本に比べて寒いのかしら?暑いのかしら?普段は何を食べているのかしら???って調べてみますよね?
それと同じで、我が家にはじめて向かえる植物のことは、必ず「生まれ故郷(原産地)」を調べて、できる限りその気候に近い形で、置き場所や、水やりの頻度、肥料などを気をつけてあげるといいですよ、とお話をしています。完全に同じ環境にすることは難しくても、近いば環境に整えて普段から気をつけてあげると言うことが、園芸上手になる第一歩なのです。
それではレモン、そもそもどこからやってきたのでしょうか?

ここで突然ですがクイズです!
レモンの「生まれ故郷(原産地)」はどこでしょうか?
次の中から選んでください!!
1. イタリア
2. 中国
3. スペイン
4. インド
5. アメリカ
6. メキシコ
7. アルゼンチン
8. トルコ
9. ブラジル
10. イラン
さぁ、皆さんはどこだかわかりましたか?
レモンの原産地といえば、イタリアじゃない?でなければ、アメリカ??
と思った人は多いはず。
実は、レモンの原産地については、インド北西部といわれていますが、確定ではありません。
レモンの起源については諸説ありますが、シトロンの偶発実生(偶然に発見された、優れた形質を持つ実生の果樹で、人為的に交配されたものでなく、自然に落ちたり捨てられたりした種から育つもの)として発見されたものだと推測されています。
それがどうして、世界へと広まっていったのでしょうか?

レモンが世界へと広まっていったのは、紀元後100年ごろにアラビア商人が中東やアフリカに伝え、さらに200年ごろからイタリア南部やエジプトやメソポタミア地域に広がったと言う説が有力です。そしてその後、8世紀以降にイスラム勢力のヨーロッパ進出とともにイベリア半島へと渡ります。
ただし、10世紀ごろまでには、レモンは食用ではなく主に観賞用として生産されていたようです。10世紀頃からヨーロッパ地中海沿岸に生産が広がったと言う説や、12世紀に十字軍の遠征などがきっかけで中東からヨーロッパへ持ち帰ったと言う説が知られています。
大規模な産地の一つがイタリアのジェノバですが、そのジェノバ出身のコロンブスによって、大航海時代の船に深刻な壊血病の予防のためにレモンが常備され、ヨーロッパからアメリカ大陸に伝わったとされています。
まさに、旅するレモン、ですね!!
さて、次回は、そこから、日本にまで旅したレモンのお話をしたいと思います。お楽しみに、、、。

kuniyoshijun