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1月は一年のうち一番寒さの厳しい時期ですが、耐寒性の強い品種を選べば野菜を育てられます。1月に種まきや苗植えすることで、春から初夏の時期に美味しい野菜が収穫ができますよ。
今回は、1月に植える家庭菜園におすすめの野菜について紹介していきます!
1月の家庭菜園では、耐寒性の高い葉野菜や根菜類を植え付けるのがおすすめです。ビニールトンネルやマルチを使い、寒さ対策をしっかりと行いながら栽培を行いましょう。
ブロッコリーはさまざまな時期に種まきできることから、スーパーなどで1年中手に入ります。イタリアなど地中海沿岸の原産で、ブロッコリーという名前はイタリア語で「枝」を意味します。
ブロッコリーは栄養価が高い緑黄色野菜で、ビタミン類が豊富に含まれています。花芽の部分が好まれますが、茎の部分にはビタミンCやカロテンなどが花芽よりも多く含まれています。
ブロッコリーのビタミンCは長時間水に浸したり茹でることで流失してしまいますが、フライパン蒸しやレンジで加熱することで栄養を逃しにくくできます。
害虫被害を受けやすいので、こまめな害虫駆除、もしくは防虫ネットをかけるなどの対策が必要です。
植え付け後、1ヶ月に1~2回追肥しましょう。
コマツナはアブラナ科アブラナ属に分類され、秋から冬の時期に種まきできる野菜です。寒さに強いですが生育適温は約15~25℃なので、冬は防寒対策のためトンネル栽培しましょう。
日本が原産の野菜で、一般的には江戸時代から食べられるようになったといわれています。国内では茨城県で最も多く生産され、ハウス栽培できることからスーパーなどでは1年中手に入ります。
収穫までが早いので初心者でも失敗が少なく、プランター栽培に向いています。
暑さ寒さに強いですが、夏場の栽培は虫がつきやすいので、防虫ネットで対策してください。
大きくなりすぎると葉が固くなり、食味が落ちるので注意しましょう。
カリフラワーはブロッコリーと同様にアブラナ科アブラナ属に属し、イタリア原産の野菜です。日本では1960年代に普及し、カリフラワーのつぼみが集まっている白い部分を好んで食べられます。
日本では白色の品種が主流ですが、オレンジ色や紫色の品種もあります。ビタミンCやビタミンK、そして葉酸などを豊富に含み、カリフラワーに含まれるビタミンCは加熱処理しても流失しないことが特徴です。
美肌効果や強い抗酸化作用、免疫力の向上などの効果が期待できます。
日当たりがよい場所を好みますが、夏場の直射日光は苦手です。プランターを置く場所に注意しましょう。
植え付け2週間後から1ヶ月に1回、化学肥料を追肥してください。
花蕾を触ってみて柔らかい感じがしたら収穫適期を過ぎています。
ゴボウはヨーロッパから中国東部が原産で、キク科ゴボウ属に分類される多年草です。
食物繊維やカリウム、マグネシウムなどを含み、腸内環境を整えたりむくみの改善や精神状態を安定させるなどの効果があります。
ベランダのポット栽培の場合は必ず「深型」タイプを選んでください。深さが最低でも32cmは必要です。
ポット栽培の場合、根が比較的短い「サラダゴボウ」などがおすすめです。
栽培は難しくありませんが、収穫までには時間がかかるので、じっくり待ちましょう。
1ヶ月に1~2回追肥します。
ルッコラはアブラナ科キバナスズシロ属に属し、地中海沿岸が原産の一年草です。古代ギリシャ時代から栽培がされ、ハーブの一種でサラダなどで食べられます。
ビタミン類が豊富で、とくにビタミンCはほうれん草の2倍含まれています。葉の部分には、血液の浄化や利尿作用などの効果があります。
ルッコラは半日陰で育てると葉が黄色く柔らかくなります。
逆に強い日差しのなかで育てると葉の色が濃くなり、辛みも味も濃くなりますので、好みに合わせて、プランターを置く場所を決めてください。
夏場の直射日光は避けることと、雨風に弱いので、雨や風が強い日にはプランターを置く場所をずらすなどしてあげましょう。
土が乾く前に水やりをしてください。
新芽の時期だけアブラムシがつきやすいので注意が必要です。
キャベツは春キャベツや冬キャベツなどがあり、1年を通してスーパーなどで売られています。春キャベツの種まきは2月中旬以降が一般的ですが、1月に種まきできる品種もあります。
キャベツにはビタミンUやイソチオシアネートという酵素が含まれ、胃腸の粘膜の修復やピロリ菌や大腸菌などから守ることができます。
ビタミンUはキャベツから発見された成分で、別名キャベジンとも呼ばれています。
ベランダ栽培の場合、最低でも50ℓ程の土が入るサイズのプランターで栽培するのがよいです。
害虫被害に遭いやすいため、防虫ネットやカバーで対策しましょう。
植え付け2週間後くらいから1ヶ月に1~2回、化学肥料の追肥をしてください。
ダイコンには、春に収穫するもの、夏に収穫するもの、秋に収穫するものがあります。春ダイコンは春に流通するダイコンで、トウが立ちにくく、寒さにも強い品種です。春ダイコンは1月下旬に種まきを行い、4月ごろに収穫を迎えます。
1月に種まきを行う場合は、苗を寒さから守るためにビニールトンネルとビニールマルチを併用しましょう。
ダイコンはさまざまな品種がありますが、ベランダ栽培、プランター栽培の場合は「ミニダイコン」がおすすめです。
用土のなかに異物があると根が変形しやすいので注意しましょう。間引き作業は2回。その後、1度だけ化学肥料を追肥します。
ニンジンも春に収穫を迎えるトウの立ちにくい品種を選ぶことで、寒さの厳しい1月にも栽培することができます。ビニールトンネルやマルチなどで防寒対策を行いましょう。種まきから約110~130日で収穫でき、地上に出ている根の直径が4~5cm程度であれば収穫のタイミングです。
ニンジンはβカロテンを多く含み、ガン予防や引くや粘膜の維持、呼吸器系を守る効果があります。
>ニンジンの種子は好光性なので、覆土は薄くしましょう。
種まき後、土が乾燥すると発芽が遅れるので、発芽までは水をたっぷりあげてください。
1月に野菜を植えることで、暖かくなってきた春から初夏の時期に新鮮な野菜が収穫できます。寒い時期なので、防寒対策をしっかり行いながら野菜を栽培して収穫を楽しみましょう!
七尾びび
GreenSnap編集部