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シラユキゲシの名にはケシとついていますが、これはケシの仲間なのでしょうか。そうであれば、毒性や繁殖力の高さが気になりますよね。このページでは、シラユキゲシの花言葉や、その毒性、花の特徴、繁殖力の高さについてご紹介しています。
シラユキゲシの花言葉は次の2つが有名です。「優美」、「清純な誘惑」。シラユキゲシは日陰でもよく育つ植物と言えます。ひっそりと白い花を咲かせるシラユキゲシの様子はまさに優美と言えるでしょう。
では「清純な誘惑」という花言葉はどのようにしてつけられたのでしょうか。シラユキゲシの花はうつむき気味に咲きます。白い花弁の中心には黄色の雄しべが。白なので純粋な印象です。また白地に黄色の雄しべはよく目立ちます。
そのことから、「清純な誘惑」という花言葉がつけられたと考えられます。また、繁殖力がよく、どんどん増える様子も「誘惑」を連想させます。
ケシはポピーのこと。雪のように白いことからスノーポピーという別名がつけられています。
シラユキゲシの学名「Eomecon chionantha」についてまずは知りましょう。「Eomecon」とは、ギリシア語の「eos」と「mekon」という2つの単語が合わさった言葉です。「eos」は東という意味で、「mekon」はケシという意味です。中国(東)に自生するケシという由来で、この学名がつけられました。
「chionantha」は「chion」と「anthos」という2つの単語からできています。「chion」は雪という意味で、「anthos」は花という意味です。つまり、「chionantha」は「雪のような花」ということが名前の由来になっています。
白い花弁を開かせるシラユキゲシ。雪が降る季節には咲きませんが、確かに雪のような花ですよね。和名のシラユキゲシも、まさに白雪のような白い花をさかせることからつけられています。
シラユキゲシの花は4~5月の暖かくなったころに咲きます。雪の降る時期には咲かないので、間違えないようにしましょう。花は2~3センチほど。白い4枚花弁で、その中心には黄色い雄しべがあるのが特徴です。見た目の雰囲気はドクダミに似ていますが、ドクダミのように背は低くなく、シラユキゲシは20~40センチ。
みなさん、「ケシ」と聞くと、やはりその繁殖力の良さをイメージするのではないでしょうか。シラユキゲシもご多分に漏れず、高い繁殖力があります。気が付くと、シラユキゲシがたくさんお庭に広がっていることも…。こまめな手入れをして、広がりすぎないように気を付けましょう。
シラユキゲシはケシ科の植物。薬用としても利用されることがあります。解毒、止血に良いとされます。さらに、腰痛にも効果的とも言われています。しかし、シラユキゲシには強い毒性があることを忘れないでください。
安易に自宅で栽培したものを薬用としないことをおすすめします。これはケシ全般に言えることですのでお気をつけくださいね。
すでにご紹介したように、シラユキゲシは繁殖力が強い植物です。日陰でもよく育ち、どんどん増えます。地下茎をあちこちに伸ばしていくため、一度繁殖すると、引き抜くのにも力が必要です。
放置しておくと、あっという間に繁殖しているので、こまめに様子をみて手入れをすることをおすすめします。特に日陰など涼しい場所では高い繁殖力を発揮します。
GreenSnap編集部