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弟切草(オトギリソウ)は、日本では古くから山野で自生している植物です。薬草として、切り傷や神経痛を癒やす薬草として民間療法に利用されてきています。そんな馴染みの深い弟切草ですが、花言葉には怖い意味があるんです。
この記事では、弟切草(オトギリソウ)の花言葉を中心に、特徴などもご紹介します。
弟切草(オトギリソウ)の花言葉は、「恨み」「秘密」「迷信」「盲信」「敵意」といった意味を持っています。花言葉にしては珍しく、怖い意味を持っています。ここでは、代表的な花言葉をご紹介します。
秘密をばらし、切り殺すほどの恨みが込められています。非常に怖い意味ですね。
絶対に行って話ならない、恋した相手に出さえも離してはならない、そんな秘密です。できれば抱えたくない秘密ですよね。
弟切草(オトギリソウ)は弟を切る草と書きますが、これはある逸話が由来しています。
弟切草は人間だけでなく家畜にも使える薬草で、門外不出の秘密の薬草でした。ある鷹匠が鷹の治療にも利用していたのですが、何の草で治療薬をつくっていたのか、当然秘密というものでした。
しかしこの鷹匠の弟が、恋に落ちた女性に、お弟切草のことを話してしまったのです。兄である鷹匠が激怒し、弟を切り殺してしまったという逸話です。ちなみに弟切草の特徴である葉の黒い斑点は、この切り殺したときの返り血といわれています。
弟切草の花言葉は、こちらが由来しているとされています。
[別名]血止め草(チドメグサ)、鷹の傷薬(タカノキズグスリ)
科・属:弟切草科・弟切草属
性質・分類:多年草
原産地:日本、朝鮮半島、中国
開花時期:7月~8月
花色:黄色
用途:薬用、ハーブ、ガーデニング
弟切草は、低山から山野の日当たりのよい草地で育つ野草です。30~40cmの草丈になり、夏に黄色い花を咲かせます。花は一日花です。暑さに強く、酸性の土を好む性質を持っています。病害虫にも強く、ほぼ放置でも育つくらいの強い性質を持っています。観賞用としても良いですが、花や葉を、ハーブにして楽しむといった使い方もできます。
弟切草は古くから薬草として利用されてきました。煮出した液はどす黒い色をしています。ここでは、弟切草の栄養価や効果などをご紹介します。
ワインや渋柿に含まれる渋味成分出る、タンニンを豊富に含んでいます。ルチン、ヒペロシド、イソケルセチン、ケルシトリン、ケルセチンなども含んでいます。
タンニンは、動脈硬化を防ぎ、生活習慣病予防にも効果があります。弟切草に含まれているタンニンは、月経不順の改善や鎮痛作用が期待できます。また、茎や葉っぱの絞り汁は傷口や打撲症の患部に塗ると、痛みを鎮める効果があります。
弟切草はかわいらしい花、うれしい薬草効果、そして何より日本では馴染み深い植物です。にもかかわらず怖い意味の花言葉を持っています。ですが暑さにも強く放置していても育つ強い性質を持っていて、誰でも気軽に育てることができます。確かに花言葉自体は怖い意味があるものの、植物の初心者へもお勧めできる種類です。
花言葉の怖い意味を説明したうえで、育てやすさも薬草効果も説明し、メリットが上回ることを伝えてうえで、プレゼントすると良いでしょう。
GreenSnap編集部