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お酒のおつまみでもおなじみのそらはなぜこのような名前になっているのでしょうか。花言葉も気になりますよね。
このページでは、そら豆の花言葉をはじめ、由来や花や実の特徴について紹介しています。そら豆は栄養も豊富なのでお料理に使いたい方もぜひご参照くださいね。
そら豆の花言葉は「憧れ」です。
枝豆などはサヤを下に垂れ下げてつけますが、そら豆は上につけます。空に向かって豆をつけるから、そら豆という名前となりました。この様子はまるで空高く伸びたいと憧れているようにも見えることから、「憧れ」という花言葉になったのでしょう。
そら豆(空豆)はとても歴史深い植物で、イスラエルの旧石器時代の遺跡からそら豆が出土している記録が残っています。
紀元前3000年ごろに中国にそら豆は伝わります。日本へ伝わったのは他国と比べるとずいぶん遅く、8世紀ごろといわれています。そら豆は古くから世界各地で栽培され親しまれてきました。
しかし、一部の地域ではそら豆は不吉とされた歴史あります。そら豆の花には黒い斑があり、これがかつて死を連想させました。古代ギリシア人はそのことから、そら豆を葬儀に用いて不吉な植物としました。
ピタゴラスの定理でおなじみの学者ピタゴラスも、そら豆の茎が冥界と地上を結んでいると考えていたそうです。さらには豆の中には死者の魂が入っているとさえ考えていたともいわれています。そら豆が不吉だとする考えは現代でも残っていて、イタリアでは「死者の日」にそら豆の形に似たお菓子を食べる習慣があるそうです。
そら豆(空豆)の花期は3月から4月で、花の色は白や薄紫です。花はヒラヒラとして蝶々が羽を広げているように見えることから「蝶形花」とも呼ばれます。
そら豆の花は5枚花弁で、花弁をよく見るとそれぞれ形や大きさが異なります。そのなかでも一番上にある大きな花弁を「旗弁」と呼びます。また、そら豆の花には黒い斑があるのも特徴的です。
枝豆やインゲン豆と比べてそら豆は大きなサヤをしています。サヤの大きさは10センチから30センチほどあります。その中には3~4個ほどの豆が入ってて、大きさのわりに豆が少ない特徴もあります。
豆は3センチ前後と大きく、一寸あることから一寸そら豆と呼ばれることもあります。
一般的なそら豆とされてる基本種です。粒の大きさが一寸あることから一寸そら豆とも呼ばれています。ちなみに一寸とは3cmのことで、有名な品種は三連、仁徳一寸です。
1つのサヤに中粒の豆が6~7粒入っているそら豆で、細長いためインゲンを大きくしたような見た目をしています。長いサヤを持つのが特徴で、関東ではあまり見かけませんが、長莢種のそら豆は四国地方を中心に古くから栽培されています。
長莢種はヨーロッパでも栽培されていて、イタリアではワインのお供として未熟豆が生のまま食べられることもあります。
そら豆にはビタミンB群が豊富なため、疲労回復などに良いとされています。ビタミンCは健康な肌作りにも良いです。カリウムはむくみにも良いため、塩分を摂りすぎたときにもそら豆は良いといえるでしょう。
自宅で栽培したそら豆ならおいしさも格段とアップするはず。ぜひお庭で栽培してみませんか。
GreenSnap編集部