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春の訪れを告げるつくしですが、これは花なのでしょうか。このページでは、つくしの花言葉をはじめ、由来や特徴をご紹介しています。ぜひご参照ください。
つくし(土筆)の花言葉は、「努力」、「向上心」、「意外」、「驚き」です。
つくしは春になると土の中から顔を出します。そしてまっすぐに伸びていきます。生長が早くどんどん土の中から出てくるつくしは、その様子から「努力」、「向上心」という花言葉がつけられました。
つくしは胞子で繁殖します。種子で増えないため、花を咲かせません。植物というと花を咲かせるイメージが強いので、このつくしの特徴は「意外」に感じられ、「驚く」のではないでしょうか。このことから花言葉が設定されたと考えられます。
つくしの学名「Equisetum」は、ラテン語の「equus」と「seta」が組み合わさってできた単語です。「equus」は「馬」で、「seta」は「剛毛」という意味です。
つくしという名前ですが、これは厳密にいうと植物の名前ではありません。つくしはスギナの胞子茎のことです。なぜこの胞子茎がつくしという名前になったのでしょうか。
つくしはスギナにくっついて出てくることから「付く子」という名前になり、それが転じていまのつくしになったと考えられています。
また、つくしは漢字で書くと「土筆」です。これは土に刺さった筆のように見えることからこのような漢字になったとされています。
では、植物名のスギナの由来は何でしょうか。これは土の上から見えている部分がまるでスギのように見えることから「杉の菜」となったそうです。ちなみに「菜」はつくしが食用になることが由来しています。
つくしの別名の「ジゴクソウ」の由来についですが、これは漢字で書くと「地獄草」になります。つくしの根が地中深くに伸びることから、まるで地獄と繋がっているように感じたことからつけられたといわれています。
つくし(土筆)はスギナという植物の胞子茎のことで、胞子で増えていくので花は咲きません。花が咲かないこともつくしの大きな特徴です。
つくしは地下茎を伸ばしよく繁殖する特徴もあります。3月から4月にかけて土の中から薄茶色の円柱形の姿をみせます。その先端には胞子穂があり胞子を放出したあとは、緑色をした栄養茎を伸ばします。
繁殖力が強いことと、地下茎がよく伸びることから、駆除が難しい特徴もあります。
つくし(土筆)は細かく分類され名前が付けられているわけではありません。しかし、トクサ科の植物は15種類存在します。大きなつくしのように見える植物もあります。
GreenSnap編集部