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薬味でおなじみのミョウガ(茗荷)。一般的にミョウガと呼ばれているのは花のツボミ部分です。いったいどんな花が咲くのでしょうか。
このページではミョウガの花言葉をはじめ、花期や由来について紹介します。これから育ててみたい方やミョウガをお料理に使おうとお考えの方はぜひご参照ください。
ミョウガ(茗荷)の花言葉は「忍耐」です。
ミョウガは湿気のある場所を好みます。さらに薄暗い場所を好んで自生し、夏から秋にかけて真っ白な美しい花を咲かせます。ジメジメして薄暗い場所にいるにも関わらず、美しい花を咲かせることから「忍耐」という花言葉になりました。
ミョウガ(茗荷)は日本では非常に歴史深い植物です。3世紀ごろの書物である「魏志倭人伝」にもミョウガ(茗荷)栽培の記録が残っているほどです。
もともとは中国やインドから日本に入ってきたと考えられています。しかし、現在もミョウガを食用として栽培しているのは、日本、台湾、韓国など一部の国だけとなりました。独特な香りがあるので、なかなか好まれないのでしょう。
ミョウガは香りが良く「芽香」(メガ)と呼ばれていました。ミョウガはショウガと一緒に日本に入ってきたそうです。ショウガはミョウガよりも香りが強いので兄香(セノカ)と呼ばれ、香りが弱いミョウガを「妹香」(メノカ)となりました。この「メノカ」が転じて、ミョウガとなったという説があります。
「ミョウガを食べると物忘れをする、忘れっぽくなる」と聞いたことはありませんか。この言い伝えの由来についてご紹介します。
まず、ミョウガを食べることで物忘れするという科学的な根拠はありません。
お釈迦様の弟子のひとりで、周梨槃特(しゅりはんどく)という人がいました。この人は物忘れが多かったそうで、周梨槃特が亡くなった後に、そのお墓からミョウガが生えてきたそうです。そのことから、ミョウガを食べると忘れっぽくなるという説が広まりました。
ミョウガ(茗荷)の花期は8月から10月で、花の色は白です。ミョウガの花はホウの間から出てきて開きますが、1日で閉じてしまうという特徴があります。花の大きさは約5センチほどで唇弁が存在し3裂になっています。
ミョウガ(茗荷)はハナミョウガ、ミョウガタケの二種類があります。それぞれの特徴を紹介します。
一般的にミョウガと呼ばれ、薬味として使用されるのがハナミョウガです。スーパーで見かける馴染みのあるミョウガはハナミョウガを指していて、地下茎の先端にできる花のツボミのことです。独特な香りがあることが特徴です。
ミョウガの茎に光をあてないように注意しながら育てたものがミョウガダケです。光が当たらないことで光合成が行われないため、葉緑素が作られにくくなり白く生長します。
ミョウガのなかのαピネンという成分が独特な香りの正体です。これは大脳皮質を刺激し、眠気を解消させる、胃の働きをよくする、血行をよくする働きがあるとされています。寝不足で眠いときにミョウガの香りを嗅ぐのは良さそうですね。さらにミョウガはホルモンバランスを整える作用もあるとのことです。
GreenSnap編集部