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魚料理に使うハーブのディルどんな花を咲かせるのでしょうか。このページではディルの花言葉をはじめ、花期や由来についてご紹介しています。お料理に役立てたい方もぜひご参照ください。
ディルの花言葉は「知恵」です。
ディルはハーブとして有名です。薬効が多いことがこの花言葉の由来となっています。ディルにはカルボン、リモネンという成分が含まれています。これらは、鎮静効果、消化促進効果、利尿作用、口臭予防などに良いとされる成分です。
さらに、しゃっくりを止める、母乳の促進などにも良いとされています。このようにディルは薬効が多いことから、ディルには健康に関する「知恵」があると思われたのでしょう。
ディルは「dill」と綴ります。この「dill」は「dilla」という印欧語が由来だという説があります。「dilla」は「なだめる」、「穏やかにする」という意味で、ディルの薬効が関係しています。ディルは鎮静作用があるといわれています。そのため、このような名前となったのでしょう。
また、「dhal」という単語が由来して「dill」になったという説もあります。「dhal」は、「花が咲く」、「生い茂る」という意味。これが「delja」と変化し、現在の「dill」になったという説です。
学名の「Anethum」の由来についてもご紹介します。こちらはギリシア語の「aithein」が由来。「aithein」は「灼ける」という意味です。こちらはディルの種子に刺激があることが由来しているとされています。
ディルは歴史のある植物で、紀元前4000年には古代エジプトで薬草として利用されていたとのこと。日本には江戸時代初期に入ってきて、やはり薬として使用されていました。ヨーロッパでは、魔除けの薬草として使われてきました。さらには魔除けだけでなく、頭痛などの治療薬としても使われていました。
ディルの花期は8月で花の色は黄色、白をしています。小花を傘状に咲かせます。ディルの花の1つ1つは非常に小さく1センチにも満たず、傘のように咲くディルの花の様子はまるで線香花火のようで美しいです。
ディルはイノンド属に分類され、細かくさらに種類があるわけではありません。同じセリ科のウイキョウに非常に似ているとされるため、ここでは、ウイキョウとの違いについてご紹介します。
ウイキョウには根本に太い鱗茎(りんけい)があるのが特徴です。ディルにはこれがありません。しかし、成長途中のウイキョウにはこの鱗茎がないため、ディルとの見分けがつきにくいです。またディルはウイキョウと比べて葉がよく密集している特徴があり、このことも違いといえるでしょう。
さらにはしゃっくりを止めるのにも役立てられています。漢方でも、ディルは有名で、「蒔蘿子」という名で流通しています。
GreenSnap編集部