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春のあたたかい季節は、多くの野菜の栽培適温にあたります。家庭菜園の初心者でも、春植え野菜や、春まき野菜なら、栽培の失敗も少ないでしょう。
今回は、春の栽培のコツや、春植え野菜・春まき野菜の中から、初心者でも簡単に栽培できる野菜をご紹介します。
春は野菜だけではなく、雑草も生育が盛んになる時期ですので、こまめに雑草を抜き取りましょう。種まき直後や、本葉がひらいて間もない時期に、雑草に養分を取られてしまうと、そのあとの生育に支障が出てしまうので、気をつけてください。
また、雑草はウイルスや雑菌を媒介することもあるため積極的に抜きましょう。
春植え、春まきの葉もの野菜は、早めに収穫をすませましょう。葉もの野菜は、ちょうど春と夏の変わり目に収穫期を迎えるものが多いですが、この時期に収穫が遅れると、トウ立ちしやすくなります。早めに収穫して、食べごろを逃さないようにしましょう。
収穫が遅れると風味が落ちたり、葉が固くなったりするので、おいしいうちに食べましょう。
【栽培期間:種まきから約40日で収穫】
ほうれん草は春まきで育てる代表的な野菜です。簡単に育てられ、プランターで栽培できることから、初心者にもおすすめです。暑さには弱いので、遅くとも4月中旬までには、種まきをしておきましょう。
【栽培期間:種まきから約30日で収穫】
小松菜は、真冬以外なら、一年を通して栽培できる野菜です。2月下旬以降をめどに、種まきをして、約1ヶ月ほどで収穫ができます。暖かくなり過ぎる時期だと、害虫がつきやすいので注意してください。
【栽培期間:種まきから約40日で収穫】
ルッコラはピリッとした辛味がおいしい野菜です。ハーブでもあるので、丈夫な性質で育てやすいでしょう。春まきの場合は、3月〜6月に種まきをします。これ以上早い、もしくは遅いと、生育が衰えたり、枯死してしまうこともあるので気をつけましょう。
【栽培期間:種まきから約3ヶ月で収穫】
その育てやすさから、家庭菜園の定番ともいえるトマトは、3月〜4月に種まきをして育てます。育苗が少し難しいので、初心者は4月〜5月ごろに出回る苗を植え付けして、栽培を始めるのがおすすめです。
【栽培期間:種まきから約3ヶ月で収穫】
ピーマンは春まきで栽培をはじめ、夏から秋にかけて、長期的に収穫が楽しめる野菜です。果菜類のなかでも、中身が空洞になっているので育てやすく、大量に収穫ができます。家庭菜園の初心者にもおすすめの野菜です。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
オクラは春植え野菜・春まき野菜のなかでも、比較的暖かい環境を好みます。種まきをする時期は、十分に暖かくなった4月中旬〜5月上旬がいいでしょう。オクラも長期間にわたって、大量に収穫が楽しめる野菜です。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
夏野菜の王様ともいえるナスですが、発芽、育苗がむずかしいので、市販の苗から育てるといいでしょう。植え付けは十分に暖かくなった4月中旬〜5月上旬に行いましょう。収穫初期は早めにカットすることで、長期間収穫できるようになります。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
ゴーヤも夏野菜のひとつで、その独特な苦味で、夏バテを解消してくれるという野菜です。つる性植物なので、グリーンカーテンにもおすすめです。直射日光が当たるような場所でも、元気に育つので、栽培も簡単に楽しめます。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
キュウリも夏野菜の代表格で、春植え、春まきで育てていきます。キュウリは地温10度をきると凍死してしまうので、十分に暖かくなった4月ごろから、種まきや植え付けをして育てましょう。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
ダイコンは冬野菜のイメージがありますが、春まきで育てると、夏前には収穫ができます。市販されている種には、「春まき種」と「秋まき種」があるので、気をつけてください。また、収穫が遅れると、根にすが入って食味が悪くなるので、早めに収穫しましょう。
【栽培期間:種まきから約3ヶ月で収穫】
ニンジンも春まきで栽培すると、夏に収穫ができます。とくにニンジンのような成長がゆっくりの野菜は、成長の早い雑草に栄養を取られてしまいがちなので、間引きのタイミングと一緒に、雑草も抜き取りながら栽培しましょう。
【栽培期間:育苗から約6ヶ月で収穫】
サツマイモを育苗して育てる場合は、3〜4月ごろから始めましょう。種芋となるサツマイモから芽出しをして、5〜6月に植え付けをします。春に育苗から始めると、栽培期間が長くなるので、初心者は、市販の苗を買って植え付けから始めるといいでしょう。
【栽培期間:種まきから約2ヶ月で収穫】
葉ネギの発芽温度は15〜30℃と幅広いので、3月以降なら酷暑期を避ければ、いつでも栽培できます。春まきで育てると、害虫が活発になる前に収穫期を迎えるので、初心者でも育てやすいでしょう。
【栽培期間:種まきから約40日で収穫】
カブは春まきと秋まきで栽培できますが、生育適温は20〜25℃なので、春まきの場合は早めに種まきをして、暑くなって痛む前に収穫するようにしましょう。小カブであれば、プランターで簡単に栽培が楽しめます。
【栽培期間:種まきしてから3年目の春に収穫】
アスパラガスは栽培期間が長いですが、3年目以降は10年ほど安定して収穫を楽しめます。春まきで育苗して、初夏に植え付けるといいでしょう。根に水分を溜め込む性質があるので、乾燥気味に育ててあげるといいでしょう。
春は野菜にとっても成長しやすい時期です。本格的な暑さやじめじめとした気候になる前に、収穫を迎えられる野菜がほとんどなので、初心者でも育てやすいでしょう。
ぜひ春植え野菜、春まき野菜の栽培を楽しんでください。
七尾びび
GreenSnap編集部