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ユリのような小さな花をつける「十二の巻」。その姿にちなんで「小さな愛」という花言葉がつけられています。南アフリカのケープ州原産の多肉植物の一種で、少しずつ異なる品種があり、寄せ植えしたりコレクション性もある植物です。
十二の巻(じゅうにのまき)には「小さな愛」という花言葉がついています。
これはスミレと同じ花言葉です。十二の巻の花は非常に小さいのが特徴で、そのような小さな花の姿から連想する言葉がついたのではないかと考えられます。
十二の巻(じゅうにのまき)とは、南アフリカの一部の地域にのみ自生している植ハオルチアグループに属する植物で、先が尖った三角形の葉が放射状に伸び、白い縞模様が入っています。種類によって、葉の縞の太さや線の入り方が異なっています。これまで約500種類以上の種類に分類されていますが、現在も新種が作出され、交配も盛んに行われています。
現在、「十二の巻」という日本名の由来は見つけられませんでしたが、属名のハオルチアについては、英国の動植物学者であり、多肉植物の専門家であったエイドリアン・ハウォース(Adrian H. Haworth 1768-1833)にちなんでつけられています。
十二の巻の花は春から初夏にかけて咲きます。花はユリのような形をしており、大きさは1cm程度と非常に小さくかわいらしい花です。花びらは薄いピンク色です。花穂は30~50cm程度と長く、その間に5~8輪の花をつけます。
自家受粉はしないので、交配させる場合は他の株を用意します。また交配させない場合は、余分な栄養が花にいってしまうので、花が咲き終われば根元で切り取ってしまうのが無難です。
十二の巻には近縁種も多く、少しずつ異なる品種を見比べるのも楽しみの一つです。
十二の巻と異なり、白線が途切れたような模様で、白い斑点のように見えるのが特徴です。名前に爪とあるのは、葉の先が内側に曲がり、赤褐色になり爪のように見えることからです。育て方や性質などは十二の巻とほとんど変わりません。
こちらの品種は、十二の巻より白い線が太いのが特徴です。大きさも十二の巻より成長が早く、大きくなりやすいのが特徴です。遠目で見ると全体的に白く見え、十二の巻と比べて迫力のある見た目をしています。
十二の巻に比べて葉っぱが太く短いのが特徴です。成長するとぐんぐん上に伸び、塔のように背が高くなるのが特徴です。白いラインは途切れたような模様で、別名「星の林」とも呼ばれています。
アロエなどにもよく似た十二の巻。比較的丈夫で育てやすく、可愛い見た目から親しまれています。少しずつ異なる草姿や模様などを集めてみたり、寄せ植えしてみるのも楽しいでしょう。
GreenSnap編集部