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甘い香りと蜜を多く持つブッドレアは、蝶やミツバチなどが寄ってきます。このような様子から「恋の予感」や「魅力」、「あなたを慕う」という花言葉がついています。
小さな花が房状にたくさん集まったブッドレアは、開花してからも比較的長く花が楽しめ、株自体も丈夫なので庭木やシンボルツリーとしても人気の植物です。
ブッドレアの花言葉には、「恋の予感」、「魅力」、「あなたを慕う」、「深い信仰心」、「親しみのある関係」などがあります。
「恋の予感」や「あなたを慕う」には、ブッドレアの甘い香りに惹かれてチョウがひらひらと寄ってくる様子に由来しているといわれます。
ブッドレアの甘い香りや蜜に蝶が寄ってくることから英名では「バタフライブッシュ」、日本名では「フサフジウツギ」と呼ばれていますが、日本名の由来は、花の形が藤(ふじ)の花を逆さにしたような形をしていることに由来しています。また「ブッドレア」の名前は、イギリスの植物学者の名前からつけられました。
ブッドレアの花は特徴的です。花は1cm~2cmと小さく、筒状花(とうじょうか)といって穂のような集まった形をしています。花色はピンクや白のほか、黄色や青、紫など多彩な色合いが見られます。房の長さは10cm~25cmです。
蜜が多いですが、蜜にはサポニンといって経口毒性もある成分が含まれています。サポニンは、蕁麻疹や多形滲出性紅斑を起こすことがあるので誤って口に入れないよう注意が必要です。
ブッドレアは基本的に地植えで育てられますが、株自体が強く、洋風、和風テイスト問わずどんなお庭にも合いやすいことから庭木やシンボルツリーとして植えられることも多いです。ただし、樹自体が横に広がる性質があるので、あらかじめ広い場所を確保してから植え付けるようにしましょう。
花は見た目にも美しく、甘い香りが特徴で、蝶が蜜を吸いに集まることも多いことから、英名では”バタフライ・ブッシュ”と呼ばれています。園芸品種として栽培されているものでは、初夏から秋まで開花し続ける中国原産の落葉低木の「ダウディ(クサフジウツギ)」が栽培されています。その一部をご紹介します。
・ロイヤルレッド…赤紫色の濃厚な花をつけます。
・ピンクパール…花が濃い紅色をしています。
・ハーレクイーン…花は濃紅色をしており、葉の縁にはクリーム色の斑が入っているのが特徴です。成長は遅く、株自体も比較的小さめです。
・ボーダービューティー…ピンク色の花を咲かせる品種です。
・ブルーダイヤモンド…矮性品種。咲き始めから時間が経つと色が変わってきます。
・ブルー・チップ…アメリカで作出された、樹高60cmほどの超小型品種です。花は濃青紫色宿根草花壇のアクセントや縁取りとして効果的に使われます。
・ナンホーブルー…花が濃い青色の品種です。
・アドニス・ブルー…イギリスで作り出された新しい品種で、ブッドレアの中で最も濃い青紫色の花を咲かせる品種です。花序は長さ25~30cm程度で円錐形をしており、花は1か月以上開花し続けます。樹高も1.2~1.5mと小型なので、狭い場所でも栽培することができます。
・ホワイトクラウド…白色で、中心がオレンジ色の花を咲かせるのが特徴の品種です。
ブッドレアは小さな花の集合体でできた房状の花ですが、圧迫感がないことや、長期開花し、花の少ない7月から10月までの期間に咲くことから、花壇の寄せ植えなどで色を出しやすい花です。花付きがよりよくなるように、日中の日当たりのよい場所を選んで育てましょう。
また、魅力的な花言葉も一緒に楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部