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さっぱりして美味しいお味の柚子(ゆず)。こちらはどんな花を咲かせどのような花言葉があるのでしょうか。
このページでは、柚子の花言葉をはじめ、花期や特徴、由来などをご紹介しています。これから柚子を育ててみたい方、自宅で採れた果実を利用したい方はぜひご参照ください。
柚子(ゆず)の花言葉は、「健康美」、「恋のため息」、「汚れなき人」です。
「柚子湯に入れば風邪は引かない」と昔の人はいったそうです。実際に柚子湯は体によくぽかぽかする効果があります。このことから、「健康美」という花言葉になったのです。
また、柚子は酸っぱい味をしています。これが甘酸っぱい恋愛の記憶を呼び起こしたのではないでしょうか。この味が「恋のため息」という花言葉になったと考えられます。
さらに「汚れなき人」という花言葉についてですが、こちらは白い花が由来と考えられます。真っ白な美しい花はクリーンなイメージに見えたのでしょう。
柚子(ゆず)は中国から日本に伝わってきた植物です。中国の揚子江上流が原産だとされ、日本に伝わったあと日本各地で栽培が広まり始めます。
柚子は非常に歴史深い植物で、日本の歴史書には、飛鳥時代、奈良時代にも栽培されていたという記録が残っているほどです。そんな柚子の名前は中国語が由来です。中国語の柚(ユ)の実(ズ)を意味する柚子(ユウヅイ)が由来だといわれています。
かつては、日本でも柚子のことを「柚」、「由」と表現していました。また発音も今とは違い、「イズ」、「ユノス」と言っていたそうです。その後、「柚酸」と書いて「ゆず」と呼んだとされています。
学名の「Citorus」はミカン科特有のもので、「柑橘」という意味です。「junos」という意味は、日本語の「ユノス」という柚子の呼び名が由来しています。
柚子(ゆず)は実のイメージがありますが、花も咲くことを忘れてはいけませんね。柚子の花期は5月から6月で、白い5枚花弁の花を咲かせます。柚子な平均気温が12度から15度程度の涼しい気候を好みます。柚子の美しい花と美味しい実を楽しみたいなら、気温も気にしたいですね。
また柚子は成長が遅い特徴があります。「桃栗3年柿8年」という言葉を聞いたことがあるかと思います。それには続きがあり、「柚子の大馬鹿18年」となるのです。これはどういうことかというと、種子から柚子を育てても花が咲くまでには時間がかかり、さらに果実ができるまでには10年以上もかかるという意味です。
大馬鹿といわれてかわいそうな柚子ですが、実際に農家さんで栽培する場合は、短縮して収穫ができるよう工夫がされています。
また柚子というと柚子湯をイメージするかと思います。これは何か由来があるのでしょうか。柚子湯は冬至に入りますよね。冬至を「湯治」(お風呂に使って体の疲れを癒すこと)、「柚子」を「融通が利く」という意味にあてたそうです。
柚子を入れたお風呂に入ることで健康に過ごせると考えて始まった習慣です。また、「柚子湯に入れば風邪をひかない」とまでもいわれました。実際に柚子の果実には血流の流れをよくする効果があるとされ、風邪予防や冷え性などに良いとされています。
早期結実品種の柚子。
種なしの品種。さらにトゲが少ないため栽培しやすいと人気があります。
トゲがほとんどない柚子。新しい品種で2010年に登録されました。
柚子(ゆず)の食べ方、楽しみ方はたくさんです。まずは果汁の利用が代表的ですよね。酸味をくわえるために柚子のしぼり汁を薬味として利用します。また柚子はポン酢にも使用されます。海外でも柚子を調味料として使うことが広まってきているそうです。
柚子胡椒も有名です。こちらは柚子の皮に青唐辛子と塩を混ぜて作ったもの。お味噌汁や刺身の薬味にも使われます。柚子は直接食べなくてもこのように調味料として親しまれています。
酸っぱいのでなかなか生食はしにくいですが、ジャムにするとおいしいですよ。柚子の皮を砂糖でたっぷりと煮込んだジャムはパンにもぴったり。このジャムをお湯で割ると柚子茶にもなります。柚子茶は最近ではカフェで出されることもあります。甘酸っぱいのでホットで冬に飲むのも良いでしょう。
GreenSnap編集部