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和風のお庭でよく見かけるリュウノヒゲ(龍の髭)。細長い葉が特徴的ですが花も咲きます。ではどんな花言葉がリュウノヒゲにはあるのでしょうか。
このページではリュウノヒゲの花言葉や花の特徴、由来など基本情報をまとめています。お庭にお迎えしたい方もぜひご参照くださいね。
リュウノヒゲ(龍の髭)の花言葉は、「変わらぬ思い」、「深い思いやり」です。
こちらは、リュウノヒゲの葉の特徴が由来しています。リュウノヒゲの葉は通年を通して緑色をしている常緑多年草です。いつ見ても美しい緑色の葉をつけていることから、「変わらぬ思い」、「深い思いやり」という花言葉がつけられました。
リュウノヒゲ(龍の髭)は英語では「mondo grass」と呼ばれます。「mondo」とはフランス語で「世界」という意味があります。リュウノヒゲは東アジア原産ですが古くからあちこちにすでに自生しています。世界のあちこちにあるとう意味からこのような英語名になりました。
リュウノヒゲはジャノヒゲとも呼ばれます。むしろ正確にはジャノヒゲ属なのでジャノヒゲと呼ばれるのが正解かもしれません。こちらはジョウノヒゲという名前がなまってジャノヒゲになったと考えられています。漢字では「尉の鬚」と書かれていたそうです。
「尉」という漢字はあまり普段は使いませんよね。これは能面と関係しています。能面で翁のお面がありますがこちらを「尉」と呼ぶそうです。その面には白いアゴ髭があります。こちらはリュウノヒゲの葉の形がアゴ髭に見えたことが由来していると考えられます。
他にもジャノヒゲという名前になった由来はあります。リュウノヒゲの葉は細長く、それがヘビのように見えたことから「ジャノヒゲ」(蛇の髭)となったといわれています。リュウノヒゲとなったのは、葉が龍の髭のようだからとされています。
学名の「Ophiopogon」の由来についてもご紹介します。こちらは「Ophio」と「Pogon」という単語が合わさってできたものです。「Ophio」は「蛇」という意味で、「Pogon」は「髭」という意味です。日本名がそのまま学名となっています。
リュウノヒゲ(龍の髭)は7月から8月にかけて花を咲かせます。花の色は、白、紫。長細い葉の間から7センチから18センチほどの花茎を伸ばして、総状花序の花を咲かせます。花そのものは小さく1センチにも満たない程度です。
リュウノヒゲは細長い葉が美しい植物であまり花は鑑賞されない傾向にあります。
リュウノヒゲ(龍の髭)は花後に実ができます。その実は非常に美しくて特徴的で、ラピスラズリのような真っ青な美しい実ができます。花後に実をつけますが、この実の鑑賞期間は長く、だいたい10月から翌年の5月まで見ることができ、長く青い実をつけることで有名です。花期が7月から8月なことと比較すると実は非常に長く楽しめますよね。
また、リュウノヒゲの実の中には白く硬い種子が入っています。この種子はよく弾む特徴があります。そのためリュウノヒゲを床に投げるとポーンと跳ね返ります。この特徴から「弾み玉」と呼ばれることもありますよ。
リュウノヒゲ(龍の髭)の種類についてご紹介します。
ヤブランに似た見た目をしています。斑入りノシランが園芸では利用される傾向に。和風の庭園などで見かけます。ギフトの包装に使われるのしのようだからこのような名前になったと言われています。
チャボリュウノヒゲとも呼ばれます。こちらは葉が小さく密生してマット状に茂る特徴があります。
葉色の色が黒いリュウノヒゲです。
名前がリュウノヒゲというだけあって、「竜」という名前がつく種類が多いですね。
リュウノヒゲ(龍の髭)はグリーンのイメージがありますが、夏には花を咲かせます。それだけなく美しい実も楽しむことができます。リュウノヒゲは背丈が高くなく、こんもりと茂るのでグランドカバーにも向いています。植え込みにもよく利用されています。
また、リュウノヒゲは浸水耐性があることから水槽に使用されることもあります。アクアプランツとしても楽しめるのでぜひお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部