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冬場のお庭でも明るい緑の葉を保ちながら生えているコニファー。このような姿に由来し、「不変」や「永遠」といった花言葉がつけられています。
今回はコニファーの花言葉とともにコニファーの種類などについても見ていきましょう。
コニファーには「不変」「永遠」といった花言葉がつけられていますが、これは晩秋になり花が少なくなり、木々の葉が落ちていく中でもコニファーは落葉することなく緑の葉のまま生えています。
冬枯れした花色や葉色が極めて少ない庭に美しく映えることに由来してこのような花言葉がつけられたのだと考えられます。
コニファーはわかりやすくいえば、針葉樹の総称です。その中でも「球果」といって裸子植物が丸みを帯びた実をつける特徴をもった樹種です。シンボルツリーや観賞用の庭木として親しまれています。最近では洋風住宅の増加などで庭や街の景観などが変化してきたことから、それらの住宅デザインにあった庭木として用いられることも多くなっています。
鉢植え、庭植えどちらでも育てることができます。一般的には円錐状の樹形をしたものが多く、特別に仕立てなくても円錐状の形をある程度保ったまま育ちます。鉢植えにすると冬季にクリスマスツリーとして飾りつけをして楽しむことができます。
コニファーは自然に円錐形やこんもりと丸く育つ樹形や、明るいライムグリーンや、シルバーがかった色など、多彩な葉色の美しさが魅力です。冬には飾り付けをして、手軽にクリスマスツリーとして楽しむこともできます。
コニファーの名前の由来ですが、本来はラテン語の形容詞である”conifer”(コ二フェル:球果のある)が語源とする英語の”conifer”のことをいいます。
日本ではとても狭い定義でこの名前が使われていますが、円錐形の樹種だけでなく、例えば「ハイビャクシン」と呼ばれるような、ほふく性のものもコニファーの一種です。
欧米では針葉樹全体と区別するときには、このような特殊な針葉樹を、 ornamental conifer(オーナメンタル・コニファー)と呼んでいます。
コニファーの特徴としては葉色や樹形などに品種によって特徴や違いが現れやすいです。
樹種によって樹高が高くなるものもあれば、グラウンドカバーに用いるような這うように広がる性質のものもあります。葉色も明るいグリーンのほか、シルバー系、ブルー系、イエロー系などバラエティ豊かです。
樹形も一般的には円錐形にまとまるものが多いようですが、球形、半球形、ほうきのような形になるものも見られます。そのほか、耐寒性、耐暑性なども樹種ごとに異なるので、品種による特徴や性質の幅が広いので、まとめて植える際は購入前に把握してから植えるようにしましょう。
いくつかの品種を上手に組み合わせ、庭づくりに活かしてみましょう。
コニファーは種類によって白やオレンジ色、薄緑色などの花色で春ごろに開会します。その後秋ごろになると星のような角をもった球果や、白く丸い球果をつけます。
コニファーの主な品種とその特徴をご紹介します。コニファーは全世界に500以上の種類、数万の品種があるといわれていますが、この中から日本国内でもよく出回っている園芸品種をご紹介します。
コニファーの中でも最も知られているのが、「ゴールドクレスト」と呼ばれる品種です。
また、「エメラルド」も有名な品種で、強健な品種で生垣などによく使われます。日当たりを好み、春から夏にかけて美しい濃緑色の葉になり、冬は若干ベージュがかった葉色になります。
このほか「ムーングロー」という円錐形の美しい樹形とシルバーブルーのコニファーや、「ゴールドライダー」や「レイランディ」といった冬でも美しいグリーンを楽しめるコニファーも人気となっています。
お庭にコニファーを植えるときは、品種ごとの性質や特徴がそれぞれ異なりますので、適した土や日当たり環境を確保した上で適切な場所に植えましょう。樹高がかなり高くなるものもありますので注意しましょう。
またコニファーは芝生との相性もよいので、葉色や樹形、樹高などの異なるコニファーを数種類寄せ植えし年中明るい緑が楽しめるお庭作りにチャレンジしてみましょう。

GreenSnap編集部