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ニオイスミレというとやはり香り。甘い香りがしますよね。このページではニオイスミレの花言葉をはじめ、由来や花期など基本情報をご紹介しています。これからお庭にお迎えしたい方もぜひご参照ください。
ニオイスミレの花言葉には、「高尚」、「控えめな美しさ」、「秘密の恋」、「奥ゆかしい」があります。
ニオイスミレは香りが豊か。強い香りが楽しめる植物で、そのことから古くから香水に使用されてきました。なんと、有名なマリーアントワネットの御用達の香水の原料だったそうです。格式高い香りがすることとマリーアントワネットにちなんで「高尚」という花言葉になったのでしょう。
ニオイスミレの見た目は少々地味。自生するものは、道端に雑草のように生えているのです。しかし、実際は非常に良い香り。そのことから、「控えめな美しさ」、「秘密の恋」、「奥ゆかしい」という花言葉になったと考えられます。
ニオイスミレという名前の由来についてご紹介します。ニオイスミレはスミレの一種。香りが強い特徴があります。香りがするから、「ニオイ」と付きました。
しかし、スミレはなぜスミレと呼ばれるのでしょうか。こちらは諸説あるようですが、大工が使用する墨入れ(スミイレ)にスミレの形が似ていたという説が有力です。墨入れが変化して、スミレとなったと考えられています。甘い香りがするスミレ(バイオレット)なことから英語名はスイートバイオレットとなりました。
ニオイスミレは歴史の古い植物。人間との関りも深いと言えるでしょう。なんと紀元前320年頃には、その香りを楽しみ、香料として栽培されていたのです。当時から、貴重なハーブとして利用されてきました。
見た目は地味で、雑草のようにひっそりと咲くニオイスミレ。しかし、地味な見た目とは裏腹に香りが強い特徴が。良い香りがするという実力がありながらもひっそりと咲く姿はつつましい存在です。昔の男性たちはニオイスミレを理想の女性像と重ねていたそうです。
ニオイスミレの花期は12月から3月です。寒い時期はお花の種類が減りますが、そのなかでも咲く貴重な植物です。日本原産のスミレは香りがほとんどありませんが、ニオイスミレは1つ部屋にあればすぐにわかるほどの甘い香りを放ちます。
ニオイスミレはスミレですので、紫のイメージが強いかもしれません。しかし、白、ピンクなどもあり、八重咲のものもあります。花弁は5枚です。
ニオイスミレの強い香りは香水にも利用されます。葉と花で抽出される香りの成分が異なるので、香水ごとに使用するニオイスミレの部分が変わります。また、お酒にも利用されることもあります。
ニオイスミレは見た目がかわいい花だけでなく、香りも楽しんで育ててくださいね。ニオイスミレの香りには鎮静作用があると言われています。そのことからバイオレットリキュールというものが存在するほどです。海外ではこちらを寝る前に飲むことがあるそうです。
みなさんもぜひ寝る前に香りをかいでみませんか。寒さには強いですが、暑さには弱いですので、直射日光や真夏日などには注意をして育ててあげてくださいね。
GreenSnap編集部