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大きな赤い果実が特徴のチェッカーベリーは、北アメリカ原産の植物です。耐寒性や耐陰性に優れていて丈夫なため、園芸初心者の方でも育てることが出来ます。
6~7月頃には釣鐘型の白い花が咲き誇り、11月~3月頃には赤色の実が実ります。チェッカーベリーは常緑低木のため、寄せ植えやグランドカバーなどで観賞を楽しむことが出来ます。
今回は、チェッカーベリーの花言葉や特徴などについて詳しくご紹介していきます。
チェッカーベリーには「不老長寿」「好奇心」「明日の幸福」という花言葉があります。
チェッカーベリーの葉の部分には炎症を抑制させる効果があるとされることから、不老長寿という花言葉が付けられました。
また、明日の幸福という花言葉は、色鮮やかな赤いチェッカーベリーの実を見ると幸せな気分になることが由来とされています。
どれも素敵な花言葉なので、贈り物としてチェッカーベリーをプレゼントする際はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
チェッカーベリーの学名は「Gaultheria procumbens」であり、「Gaultheria(ゴールテリア)」とはカナダの自然科学者であるJ. F. Gaulthierの名前にちなみます。「procumbens(プロカンベンス)」とは、匍匐性という意味があります。
チェッカーベリーには「イチリョウ(一両)」という別名があり、その昔果実の大きさや木の高さなどによって付けられたとされています。ヤブコウジは十両、カラタチバナは別名百両とも呼ばれ、どれも赤い実を実らせる正月の縁起物として知られています。
その他、大きな実を付けるチェッカーベリーは、「ビックベリー」と呼ばれています。英名では、「Checkerberry」や「Wintergreen」などと呼ばれています。
チェッカーベリーは、北アメリカを中心に分布している常緑低木です。開花時期は6~7月頃で、すずらんに似た白い釣鐘型の花を咲かせます。日本には、大正時代末期に盆栽関係者によって伝えられたとされています。
木の高さは約10cm~20cmで、花径は1cm程度です。チェッカーベリーは耐寒性と耐陰性には優れていますが、耐暑性と耐乾性には弱い植物です。そのため、風通しが良くて半日陰の環境で育てるようにしましょう。夏の時期は、朝と夕方の1日2回水やりをするようにしましょう。
チェッカーベリーは、約1.5cmとやや大きめの赤い果実が実ります。収穫時期は11月~3月頃で、長い期間果実の観賞が楽しめます。チェッカーベリーの果実は楕円形の緑色の葉に映えて、秋~冬の景色を綺麗に彩ります。
暑さに弱いことから室内で育てることもありますが、果実を実らせるためにも開花時期にはなるべく屋外に出して受粉させるようにしましょう。
チェッカーベリーの実や葉の部分には、サリチル酸メチルと呼ばれる鎮静成分が含まれています。そのため、ブルーベリーなど他の果実のように食べることは出来ません。サリチル酸メチルが含まれていることで、実や葉などからは湿布のような香りが漂います。また、葉からはアロマオイルの「ウィンターグリーン」が抽出されます。
秋~冬の時期に実るチェッカーベリーの実は、観賞しているだけで自然と元気がもらえます。赤い実がアクセントにもなるので、寄せ植えやグランドカバーなどで楽しむことが出来ます。シルバーリーフやアイビーなどの植物と相性が良いので、ぜひ一緒に寄せ植えしてみましょう。
チェッカーベリーの植え付けや植え替えの時期は3月~5月頃のため、寄せ植えの時期を検討されている場合はこの時期をおすすめします。
チェッカーベリーは最長20cm程度の低木ですが、存在感は抜群です。特に、クリスマスやお正月などの飾り物にも人気がある果実としても知られています。チェッカーベリーには初夏の時期に白色の可愛らしい花が咲き、秋~冬に実る赤い実と雰囲気も異なります。お庭などに植えれば、一年を通して違ったチェッカーベリーの雰囲気が楽しめます。
チェッカーベリーの果実が植えられているだけで華やかな雰囲気になり、特に洋風のお庭にはぴったりです。病気などにかかる心配もなくほとんどお手入れをしなくても育つので、初心者の方でも育てやすい植物です。ご興味があれば、ぜひともご自宅のお庭でチェッカーベリーを育ててみることをおすすめします。
Lily