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ヒサカキは見た目がサカキに似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。神事に使われるイメージですが、花言葉が設定されているのか気になりますよね。
このページでは、ヒサカキの花言葉をはじめ、花期や特徴、由来など基本情報をまとめています。生垣にも向いていますので、これからヒサカキをお迎えしたい方はぜひご参照ください。
ヒサカキの花言葉は「神を尊ぶ」です。
非常に神聖な花言葉をしていますね。その由来とはなんでしょうか。ヒサカキは見た目がサカキに似ていることから、縁起のよい植物とされます。実際にサカキと同様にお墓や神棚へのお供えとして利用されることがあります。
艶のある葉を持ち、サカキとは似ていますが別の植物です。神様へ捧げる植物とされることがあることから、「神を尊ぶ」という花言葉がつけられました。
ちなみに、サカキの花言葉は、「揺るがない」、「控えめな美点」、「神を尊ぶ」です。どちらも神聖な植物ですので、「神を尊ぶ」という花言葉は共通しているのですね。
ヒサカキは「姫榊」と書きます。サカキよりも矮小性のある植物であることから、姫をつけて姫榊(ヒメサカキ)となり、それがなまってヒサカキとなっとされる説があります。植物界では、一般的に矮小性のあるものなどには、「姫~」と名前に姫がつくことが多いですよ。
2つめの由来をご紹介します。サカキが手に入らない時に代用としてヒサカキを使用することがあります。サカキもヒサカキ同様にモッコク科の植物ですが、ヒサカキとは別物。葉にギザギザがあるのがヒサカキ。強いニオイもヒサカキにはあります。このように別の植物であるため、非榊(サカキに非ず)という意味でヒサカキとなったともされています。
3つめとして、「実サカキ」がなまったものだという説も。ヒサカキは花期が終わると、ブルーベリーのような果実をたっぷりと付けます。そのことから実サカキと呼ばれて、ヒサカキと変化したとされる説もあるのですよ。
またサカキよりも日当たりを好むことから「陽サカキ」とされたという説も。ヒサカキがサカキとして育てられる場合もあることから、区別をするために本来のサカキは「本榊(ホンサカキ)」と呼ばれることもあります。
ヒサカキの花期は、3月から4月で花は白色をしていて小ぶりです。ヒサカキの花は大きさは1センチも見たないほど。花は壺状で丸みがあります。また、ヒサカキの花は下向きに開花をする特徴もあります。
花は2~3個連なって開花します。この花ですが、独特な香りがするため、強い臭気があると評されます。サカキにはこのような香りがないため、この臭気はヒサカキの最大の特徴と言ってもよいでしょう。なお、この香りを好む方は少ないかと思います。
ヒサカキのなかには、ハマヒサカキという種類のものがあります。ハマ(浜)とつくだけあり、海岸に自生します。潮風や乾燥に強い特徴があるため、街路樹に利用されることもあります。
サカキよりも耐寒性があるため、関東より北では、サカキの代わりとして利用されることも多いです。艶のある葉は生垣にも向いていますので、ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部