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山菜のワラビやゼンマイにそっくりなヘゴ。こちらはシダ植物ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
このページではヘゴの由来や特徴、種類などの基本情報をご紹介しています。ヘゴの花言葉が気になる方もぜひご参照ください。
ヘゴはシダ植物です。シダ植物は花を咲かせません。なぜなら種子が必要ないから。通常の植物は種子で増えていきますが、シダ植物は種子ではなく胞子で増えていくのです。そのため、シダには花が咲かず、花言葉も設定されていません。
しかし、シダ植物全体には花言葉が設定されています。シダ植物の花言葉は「愛らしさ」、「誠実」、「夢」、「愛嬌」です。この由来はなんでしょうか。
シダの葉は規則正しく並んでいます。その様子が愛らしく感じたのでしょう。また、シダ植物は数億年前から存在していて、ほぼ姿を変えていないと言われています。ずっと変わらない姿を保つことから「誠実」という花言葉になったと考えられます。
「夢」という花言葉はヨーロッパの言い伝えから。夏至の日だけシダ植物には花が咲くと考えられていたことが由来しています。
最後に、「愛嬌」という花言葉についてご紹介しましょう。シダは羊歯と漢字で書きます。まるで羊の歯のような小さな葉がたくさん並んでいるためこのような漢字になりました。見た目が「愛嬌」があるように感じられたのでしょう。
ヘゴの学名の「Cyathea」は「Cyatheaceae」という単語が由来です。こちらははギリシア語で「コップ」を意味しています。しかし、なぜヘゴとコップがつながるのでしょうか。
ヘゴはシダ植物です。つまり種子ではなく胞子で増えていきます。シダ植物には、胞子嚢(ほうしのう)というものがあり、これは葉の裏についています。胞子嚢は胞子が入っている袋のようなもののこと。これがコップのように見えたことからこのような学名となりました。
ヘゴはシダ植物ですが、そのなかでも大型種である特徴があります。最大で15メートルを超えるほど。見た目は山菜のワラビやゼンマイに似ています。食用に利用することも可能です。
直射日光に強いヘゴ。樹高は大きく約15メートルにもなるため、鉢植えはおすすめできません。日本に自生している種類でもあり、多く流通している種類です。
小さい種類のヘゴ。しかし、自生している種類では、高さが7メートルになることも。ヘゴの種類のなかでは小さいため、育てやすいと言えます。
観葉植物として人気のあるヘゴです。葉が黄色い特徴があります。これが黄金に見えるため、このような名前になりました。カラーリーフを楽しむことができる種類で、直射日光に弱く、葉が枯れやすいため注意が必要です。
ヘゴ板は着生植物をつけるための素材として有名ですよね。ぜひ着生植物に利用してみませんか。ランやシダを着床させて育てるのがおすすめです。
GreenSnap編集部