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かすみ草のドライフラワーは、単体でも美しいですが、彩豊かな花々を引き立ててくれる脇役として重宝します。花くびから切り取って、ハーバリウムやハンドメイドにも使える使い勝手のよさもあるので、ぜひドライフラワーで楽しみたい花のひとつです。
今回はスワッグやハンドメイドにも便利な、かすみ草のドライフラワーの作り方、飾り方をご紹介します。
かすみ草は花茎をいくつも枝分かれさせ、その先に小さな花をつけて咲きます。5〜7月ごろが開花期で、大きい品種は草丈1mほどにもなる宿根草です。
花色は白が多いですが、薄いピンク色や赤のかすみ草もあります。ドライフラワーでは染色して楽しむこともできますよ。
かすみ草のドライフラワーの大きな特徴は、仕上がりが生花とほぼ変わらないという点です。
これは、かすみ草の花びらに含まれる水分が少ないためで、白色のかすみ草ならそれほど色褪せもせず、まるで生花のような花姿を長く楽しめます。
また、かすみ草はひとつひとつの花のサイズが小さいので乾きやすく、ドライフラワーを作る途中で腐りにくいという特徴もあります。
過去、ドライフラワーづくりで失敗したという方でも、かすみ草のドライフラワーなら簡単につくることができますよ。
かすみ草のドライフラワーの作り方には、大きく3つの方法があります。
一つ目は吊るして自然乾燥させる「ハンギング法」。二つ目は乾燥剤を使った「シリカゲル法」。三つ目は水に挿してつくる「ドライインウォーター法」です。
どれも簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
花の美しさを楽しみながら、吊るして乾燥させてつくるハンギング法。
ハンギング法で上手にかすみ草のドライフラワーつくるコツは、1本ずつばらして干すということ。
かすみ草は華奢なつくりをしているので、完成後は少しの衝撃で花を落としてしまいます。束ねて干してから茎をばらそうとすると、ポロポロと崩れていってしまうので、最初から一本ずつにして干しておきましょう。
ハンギング法でのドライフラワーの作り方は次のとおりです。
乾燥剤を利用してつくるシリカゲル法。最近ではドライフラワー専用のシリカゲルも販売されていて、園芸店や手芸店などで簡単に手に入ります。
シリカゲル法でドライフラワーをつくると、ハンギング法でつくったドライフラワーよりも花がしおれず、より生花に近い仕上がりや色合いを楽しむことができます。
シリカゲル法でのドライフラワーの作り方は次のとおりです。
最後にシリカゲルを落とす作業では、花が崩れないように気をつけてくださいね。
ドライフラワーは花や茎から水分を抜くことで完成しますよね。でも水をいれた容器に生花を生け、咲く姿を堪能しながらドライフラワーをつくる方法があります。それが「ドライインウォーター法」です。
ポイントはかすみ草を生けた容器に、水を少しだけいれること。水を変えたり増やしたりする必要はありません。少量の水をいれた容器にかすみ草を入れた状態で風通しがよく、直射日光が当たらない場所に置いておくと、いつの間にかかすみ草のドライフラワーができあがっています。
「ドライインウォーター法」なら特別な道具を用意する必要もありません。試しやすい方法ですね。
かすみ草の控えめな存在感は、グリーンと合わせるとナチュラルな印象になって、お部屋に飾りやすいです。こちらはかすみ草とオレガノケントビューティー のドライフラワー。ミニスワッグを白樹のラダーにさりげなく飾っています。
こちらはセンニチコウのビビッドなピンクが美しいスワッグです。引き立て役となっているのは、かすみ草のドライフラワー。センニチコウとぶつかり合うことなく、華やかさを増してくれています。
もちろんかすみ草だけでも、十分な華やかさを楽しむことができます。こちらはかすみ草のドライフラワーだけでつくられたフラワーリースです。白い小花があつまって、上品で清楚な仕上がりになっています。
かすみ草はハーバリウムなどの、ハンドメイド雑貨に便利です。花が小さいので、小さなボトルにもたくさん入れられて、文字通り花を添えてくれます。ホワイトとブラウンのナチュラルなカラーリングで、落ち着いたハーバリウムができます。
かすみ草をドライフラワーにしたら、数束をたばねてミニブーケをつくり、金具につければピアス、Uピンに巻き付ければ髪飾りとして使うこともできます。
詳しい作り方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
かすみ草のドライフラワーは、ネット通販のほか、一部の園芸店や手芸店で取り扱いがあります。市販のものには、染色によって色とりどりに加工されたものもあるので、少し趣向を変えたかすみ草のドライフラワーを楽しみたいときは、購入するのもよさそうです。
かすみ草はドライフラワーになっても、生花の姿と変わらず楽しめる花のひとつ。ドライフラワーにするときでも比較的作りやすいので、手軽に作ることができます。
手元にあるかすみ草の姿を残したい、と感じたら「ドライインウォーター法」などやりやすい方法でかすみ草のドライフラワーを作ってみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部