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ツルウメモドキとはウメという言葉が入っていますが、ウメとはどう違うのでしょうか。花言葉も気になりますよね。
このページでは、ツルウメモドキの花言葉をはじめ、花期や花や実の特徴などをご紹介しています。これから盆栽で育てたい方もぜひご参照ください。
ツルウメモドキの花言葉は、「真実」、「開運」、「大器晩成」です。
ツルウメモドキの果実は熟すと3つに裂けて中から種子が出てきます。しっかりとした皮(仮種皮)に包まれて、なかから種子がでる様子が「真実」というイメージを抱いたのでしょう。
また、ツルウメモドキの果実はゆっくりと時間をかけて熟していく特徴があります。花後に果実ができ、熟して赤くなり、その後に種子ができることから、ツルウメモドキには「大器晩成」という花言葉になりました。
ツルウメモドキの葉は季節によって色が変わります。緑から、黄に変わっていくのです。さらに果実は赤色をしています。緑、黄、赤は運のよい色と言われています。そのことからツルウメモドキには「開運」という花言葉がつけられました。
ツルウメモドキはつる性のある植物です。ツルウメモドキのつるは最初こそまっすぐに伸びていきますが、徐々に周囲の植物や木などに絡みついていきます。
ツルウメモドキのつるは、右巻きになる特徴があります。このようにつる性があることから名前にも「ツル」がつけられました。
モチノキ科の植物でウメモドキ(梅擬)があり、ツルウメモドキはこちらに似ているとされているのです。ウメモドキはウメに似ているため、その名が付けられました。
ツルウメモドキの学名は、「Celastrus orbiculatus」。学名のCelastrusはギリシア語の「Celastros」から由来しています。「Celastros」はセイヨウキヅタという意味。「orbiculatus」は「円形の」という意味で、実や葉が丸いことから由来してつけられたと考えられます。
ツルウメモドキは雌雄異株です。雌雄異株(しゆういしゅ)とは、雄花と雌花が別々の株につくものです。ツルウメモドキの花は5月から6月に開花します。この花は、ウメと見た目はずいぶんと異なりウメのような香りもしません。
ツルウメモドキの雄花と雌花はどちらも黄緑色をしています。雄花は雌しべが目立ちます。葉や茎の色に近いため、ツルウメモドキの花は目立たないのです。
葉は秋になると黄色く変化し、落ち、花後は実がなります。果実は秋になると、黄色くなり、3つに裂ける特徴があります。その後に、ツルウメモドキの果実は赤く熟すのです。
葉は枯れますが、ツルウメモドキの果実は鮮やかな色を保つのです。そのため、果実はフラワーアレンジメントで使用されることもあります。また果実は食用も可能です。
ツルウメモドキはいくつか種類はありますが、流通する場合はどれも「ツルウメモドキ」とされています。なかでも、大きな花、果実をつけるものをオオツルウメモドキと呼ばれることがあります。
ツルウメモドキは盆栽で楽しむことができますよ。その実は和風な印象ですので、盆栽にも向いているのです。果実がとても美しいので、ぜひ盆栽で果実を鑑賞しませんか。
GreenSnap編集部