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アイスプラントは、南アフリカ原産の多肉植物です。葉や茎などに小さな水泡が沢山あり、中には塩分が含まれている珍しい植物です。クエン酸やカリウムなどが豊富で栄養価が高く、フランス料理によく使用されています。アイスプラントは、7月~8月頃に白色の可愛らしい花を咲かせます。
今回は、アイスプラントの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
アイスプラントには、「あなたの容姿はわたしを凍らせる」「冷淡」という花言葉があります。アイスプラントの葉姿から、氷を連想させる花言葉が付けられています。
アイスプラントという名前は、葉の表面や茎に水滴状のものが付いていてまるで凍っているように見えることから名付けられました。日本でもアイスプラントの研究が進んでいて、栽培方法や産地などによってさまざまな名前があります。
「クリスタルリーフ」という商品名は、小さな水泡が宝石のクリスタルのようであることが由来です。また、水泡の中身はミネラルが豊富に含まれ、塩味がすることから「ソルトリーフ」という商品名もあります。
学名である「Mesembryanthemum crystallinum」は、透明でキラキラと輝く水泡から「crystallinum(クリスタリナム)」と名付けられました。
アイスプラントは、一年草または二年草の匍匐性の多肉植物です。南アフリカのナミブ砂漠に自生し、砂漠の厳しい環境で育つため塩分を隔離する細胞があり、乾燥に耐えることが出来ます。キラキラ輝く水泡には、塩分が含まれていることが特徴です。開花時期は7月~8月頃で、菊のような白くて小さな花が咲きます。
アイスプラントは日当たりや通気性の良い場所で育てることが出来、アフリカやヨーロッパの乾燥した地域でも栽培されています。15度~20度位が適温気温で、耐寒性に優れていますが-5度以下の気温では育てることが難しいです。そのため、冬の時期は室内で管理するようにしましょう。
アイスプラントは1985年に日本に持ち込まれたことがきっかけで、研究が進められてきました。その後、全国的に栽培が広がっています。
アイスプラントの栄養価は高く、クエン酸やカリウムなどが豊富に含まれています。クエン酸は血流の促進やアンチエイジング効果があり、カリウムは血圧の抑制やむくみなどに効果的です。
その他、ミオイノシトールという成分も含まれコレステロール値の低下などに効果があり、成人病予防にも期待されています。ミオイノシトールを含む野菜は少ないため、ぜひ積極的にアイスプラントを摂取しましょう!
アイスプラントは味付けしなくても塩味がする不思議な野菜で、ヨーロッパでは昔から食べられています。特に、フランス料理に使用されることが多いです。加熱してしまうとカリウムが減ってしまうため、生のままお好きな野菜と合わせてサラダなどにして食べるといいでしょう!
その他、パスタやピザのトッピングや、天ぷらなどでも美味しく召し上がれます。
アイスプラントは最近ではスーパーなどで販売されていますが、環境を整えれば家庭菜園で育てることが出来ます。栄養価が高い野菜で、健康にもとても良いです。ご興味があれば、ぜひご自宅のお庭などでアイスプラントを育ててみることをおすすめします!
Lily