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ヨーロッパではクリスマスに宿り木も飾る習慣があり、ポピュラーな植物です。成長するにつれてボールの様に丸くなり、木の枝に突き刺さっているまりものようなルックスになります。
鳥の巣の様で、大きく丸々とした宿り木は、冬の神秘を感じさせます。この記事では、宿り木の花言葉を中心に、その特徴などもご紹介します。
ヤドリギ(宿り木)の花言葉は、「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」「キスしてください」という意味を持っています。
ここでは代表的な花言葉の意味をご紹介します。
欧州では、クリスマスにヤドリギの下でキスをする、という風習があります。女性はキスを拒んではいけないとされていて、もし拒むと翌年は結婚できなくなってしまうという伝説があるのです。このエピソードが由来した花言葉です。
ケルト人の伝説によると、ヤドリギは「不死・活力・肉体の再生」を表すシンボルだったとされており、ヤドリギが寄生している木には、神が宿っていると信じられていました。このことが由来しています。
[別名]ホヨ(保与)、ホヤ(保夜)
科・属:ビャクダン科(ヤドリギ科)・ヤドリギ属
性質・分類:常緑低木
原産地:ヨーロッパ、アジア
開花時期:2月~4月
花色:黄色
用途:庭木、生け垣
ヤドリギ(宿り木)は、その名から連想できる通り、他の木に寄生して育つ植物です。他の樹木の枝などに付着したヤドリギの種は、発芽すると「寄生根(きせいこん)」という根を食い込ませて、樹木から水分と養分を吸収して生長します。面白い特徴を持った植物なのです。
ヤドリギは樹皮では発芽しますが土では発芽しない特徴があります。種から育てるのはなかなか難しいです。人工的に樹木へ寄生させるのも難しいからです。ケヤキやエノキは、その中でも寄生しやすい気ですので、チャレンジしてみたい人は、この木を選ぶと良いでしょう。
ヤドリギは一年中存在していますが、実際は冬にその姿を見ることができます。これは、寄生している樹木の葉が生い茂っている夏の間は発見しずらく、落葉した時に発見しやすいということが理由です。冬の雪山の落葉樹によく見かけることができますよ。
ヤドリギは育てることはなかなか難しいですが、クリスマスシーズンになると流通し始めて、購入することができます。リースになっていたり、クリスマスの飾りとしても手に入れられますよ。
クリスマスのカップルにぴったりの花言葉も持っています。今年のクリスマスは、ヤドリギを飾ったり、プレゼントしてみたりしませんか?
GreenSnap編集部