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ふわふわと産毛の生えた花穂がかわいいネコヤナギ。ネコのしっぽを思わせるようなこの植物には、ネコの性格そのもののような花言葉がつけられています。一般的には銀白色のものですが、中にはピンクや黒など切り花としてもおすすめの種類もあるようです。
ネコヤナギの花言葉には「自由、思いのまま、開放的、率直、自由な心、気まま、親切、努力が報われる」などがあります。
猫のしっぽを思わせるふわふわとした花です。「自由」や「気まま」といった言葉は猫の性格にぴったりな言葉ですね。
猫を連想させることからこのような言葉がついたのではないでしょうか。「親切」や「努力が報われる」については、ネコヤナギが上や横に向かって元気に枝が広がり、空に向かって大きく手を伸ばしているような自由で開放的なイメージからこのような言葉が生まれたと考えられます。
早春になると銀白色でふわふわとした猫のしっぽのような花をつけるネコヤナギ。花穂が猫のしっぽに見えることから「猫の尾をした柳」の意味で「ネコヤナギ」と名付けられました。
ネコヤナギはヤナギ科の仲間です。水辺でよく見られるシダレヤナギ並んでヤナギの仲間を代表する植物です。
花は尻尾状でふわふわとした絹毛をまとっています。花は雌雄異株で雌雄ともに葉が開く前に前年の枝に銀白色の花穂を付けます。花は雄花のほうが花穂がやや大きいのが特徴です。
葉は細長い楕円形で、互生といって互い違いに生えているのが特徴です(互生)。 葉の先は尖り、柄はくさび形をしています。ネコヤナギの葉は長楕円形をしており、シダレヤナギなどと同じヤナギ科ですが、葉の形がまったく異なります。
葉の縁には細かくギザギザした切れ込みがあり、葉の裏側にはやわらかい毛がびっしりと生えているので、遠目で見ると白っぽく見えるのが特徴です。
ネコヤナギは、花の後に「さく果」といって、熟して実の下部が裂けて種が弾き飛ばされる実ができます。5月~6月になると絹毛を密生させた灰色の実ができ、それが熟すと2つに裂けて中の種を飛ばします。
ネコヤナギは、枝の出方に個体差がありますが、たいていは上向きに枝が伸びるかもしくは水平に伸びるなどします。変種にネコシダレという種類がありますが、シダレヤナギのように枝が垂れるようなことはありません。
成長は早いですが、1本1本の幹は短命でそれほど大きくなりません。
ネコヤナギにもいろいろな種類があります。
真っ黒な花穂をつける種類です。シックでモダンな印象があります。
四国の四万十側の川辺に自生している品種です。高さ30cmぐらいまでの小さな品種ななので、盆栽として楽しまれることも多いです。
生け花やリースなどさまざまなアレンジメントに活用できるネコヤナギ。早春に咲くチューリップや豆の花などと合わせるとかわいらしい作品に仕上がりますよ。
GreenSnap編集部