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のど飴などで知られるキンカン。生食で食べたり、砂糖漬けにすることがありますよね。キンカンはミカンの仲間で、お花を咲かせます。ではどんな花言葉でしょうか。ここではキンカンの花言葉や花の特徴など基本情報をご紹介していますので、ぜひご参照ください。
キンカンの花言葉は「思い出」、「感謝」です。
キンカンは、生食でも食べますが、砂糖漬けにして食べることも。子ども時代は甘いものがみんな大好き。そのことから、甘いものを食べていた子ども時代を思い出すため、「思い出」という花言葉がつけられました。
また生食で食べても甘酸っぱい味がするキンカン。甘酸っぱい思い出を自然とイメージすることも由来しているかもしれません。
「感謝」といキンカンの花言葉については、日本と中国の歴史がかかわっています。1828年に中国の清の船が難破をし、日本人がそれを助けたことがありました。その際のお礼に、中国からキンカンの砂糖漬けが贈られたのです。
砂糖漬けのキンカンの中にあった種を撒いたことで、現代のようにキンカンが日本に広まりました。このことから、「感謝」という花言葉になったとされています。
キンカンは、漢字で「金柑」と書きます。そもそもキンカンはミカンの仲間。ミカンは「蜜柑」と書きますよね。ミカンは甘いため「蜜」という字があてられています。キンカンはミカンの仲間であることから、ミカンと同じく柑橘の「柑」がついています。では、「金」は何が由来しているのでしょうか。
キンカンの実はミカンのなかでも黄色っぽい色をしています。オレンジが弱く、黄色みが強いのです。太陽の光にあたると、金色に見えたのでしょう。そのことから「金」色の「柑」橘でキンカンとついたと考えられます。
キンカンは実ばかりが注目されがちですが、植物ですから花も咲きます。花は年に3回咲き、初夏、夏、秋と楽しむことができます。花ほ色は白で5枚花弁です。花は大きくなく2~3センチのお花です。この花の開花後に、キンカンの実がつきます。
実は最初は緑色。徐々に色が変化します。基本的には3回開花しますが、初夏の開花では実がつかないことがあります。
ここでは、キンカンの種類についてご紹介します。
基本種で、丸い実が特徴です。よく枝分かれするのが特徴的で、枝にはトゲがあることがあります。
中国のニンポウ(寧波)から伝わったキンカン。寒さにも丈夫で育てやすい種類。初心者向けと言えます。マルミキンカンよりも果実の収穫高が多い。難破船を助けたことでもらった砂糖漬けのキンカンはこの種類です。
種なしのキンカンで、改良されたもの。種が苦手な小さな子どもにも食べやすい。実は小さめです。
実が丸くなく、細長い特徴をしているキンカン。枝にトゲがない。種が少なく食べやすい。
ミカンの木というと大きくシンボルツリーになるほど。そのためキンカンも大きく育てにくいのでは…と思われるかもしれません。しかしキンカンは気軽に家庭菜園で育てられる植物です。鑑賞用のキンカンもあれば、盆栽になるものも…。
とても身近な柑橘系植物なのですよ。お庭に地植えでも育てられますし、鉢植えでも育てることが可能。自宅で育てたものを砂糖漬けにして楽しむのもよいですね。
GreenSnap編集部