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星型の可愛らしいボリジは、南ヨーロッパを中心に分布している一年草植物です。ハーブとして知られ、発汗作用などさまざまな効能があります。昔からハーブティーとして飲まれ、花や葉などは食用でもあります。ボリジには沢山の花言葉があるので、ご紹介していきます!
ボリジには、「心変わり」「勇気」「保護」「愁いを忘れる」など数多くの花言葉があります。心変わりという花言葉は、アジサイのように土壌の性質によって花色が変わることが由来とされています。
また、ボリジは古代ギリシャ時代に憂鬱な気分を払拭して勇気を与える薬として知られ、十字軍の遠征の際に花を浮かべたワインを飲んでいたとされることから、勇気という花言葉が付けられたようです。その他、愁いを忘れるという花言葉は、ボリジがハーブとしての効能があることが由来とされています。
ボリジの学名は、「Borago officinalis」です。学名の由来には諸説ありますが、一説によると「Borago(ボラゴ)」はラテン語の「burra」が語源で、「毛で出来た着物」という意味があります。ボリジの葉が毛で覆われていることが由来とされています。
英名でも「Borago」と呼ばれ、ボリジは発汗作用があることからアラブ語で「汗の父」を意味する単語に由来するともいわれて言われています。
ボリジは、南ヨーロッパ原産の一年草植物です。開花時期は3月~7月頃で、土壌の性質によって花色が変化します。酸性であれば青色や紫色で、アルカリ性の場合はピンク色の花が咲きます。特に青色のボリジはとても綺麗で、「マドンナブルー」とも呼ばれています。花径は2cm~3cm程度で、星型で下向きに花が咲きます。草丈は約30cm~80cmで、葉や蕾などが毛で覆われているのが特徴です。
ボリジの花や葉などは食べることが出来るため、エディブルフラワーでもあります。フランス料理やイタリア料理では、サラダなどで食べられています。その他、ボリジの花はスイーツのトッピングとしても使用されています。
耐寒性に優れていますが、高温多湿には弱い植物です。ご自宅のお庭などで育てる場合は、特に梅雨の時期は風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
ボリジは、品種によって花色や開花時期などが異なります。ここでは、2種類の品種についてご紹介します。
コルシカ島が原産で、匍匐性の多年草植物です。開花時期は4月~10月頃で、釣鐘型をした綺麗な水色の花を咲かせます。ボリジとは異なり、食用や薬用などに使用することは出来ません。
白色の花が咲き、日本では珍しい品種です。イギリスにあるシシングハースト城のホワイトガーデンにも植えられています。
ボリジはハーブに分類される植物で、カリウムやカルシウムなどが豊富に含まれています。発汗作用や解熱、そして頭痛などの鎮痛剤としても効果があるため、ハーブティーなどで摂取すると良いでしょう。また、ボリジに含まれる粘液には、喉の痛みを和らげる効果もあります。その他、ボリジはアドレナリンの分泌促進作用があるため、気分が憂鬱な時に不安や心配などを軽くすることが出来ます。
ボリジはハーブとしての効能が素晴らしいだけでなく、花色が綺麗でサラダなどでも美味しく召し上がれます!教鞭な植物で園芸初心者でも育てることが出来るので、ご興味がある方はぜひご自宅のお庭などで育ててみることをおすすめします。
Lily