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エビネは小ぶりで愛らしい花をつけますが、この花言葉は何でしょうか。エビネとは変わった名前。この由来も気になるかと思います。このページでは、エビネの花言葉と名前の由来など基本情報をご紹介しています。
これからお庭にお迎えしたい方もぜひご覧ください。
エビネの花言葉は次の3つ。「誠実」「謙虚」「謙虚な恋」です。
エビネはランの仲間。多くのランが華やかな見た目であるのに対してエビネの花は小さく地味め。花の色も落ち着いた色が多いのです。また、茎はすらっとまっすぐですが、花は横向きにつきます。
その花はやや下垂気味になることが多く、まるでお辞儀をしているよう。このようなエビネの姿から、「謙虚」や「謙虚の恋」と花言葉がつけられたのでしょう。葉が大きなエビネ。しかし花は葉に対してずいぶん小さく見えます。そのことから「誠実」という花言葉がついているのかもしれません。
エビネは植物ウイルスにかかりやすいです。ウイルスにかかったエビネは、花の形が変形する、葉が傷むなどが生じるため、観賞価値が落ちてしまいます。一度感染すると対処法はないとされ、焼却処分となることも…。
かつてはランの花がブームだったこともあり、エビネも園芸種として非常に人気がありました。しかし、ウイルス感染が多いことから現在ではかつてほどの人気はありません。
エビネは漢字で書くと「海老根」となります。エビネの地中のバルブはまるで海老のような見た目をしているのです。そのことからエビネという名前が付けられています。
バルブについて簡単に紹介します。バルブは一般的には球根のことを指します。エビネのようなラン科の植物には、茎がふくらんだ部分があるのです。これを球茎(バルブ)と呼びます。このバルブは地中に1つではなく、複数連なるのですよ。
複数連なったバルブの様子がエビに似ているのです。つまり地表からは通常エビのような根は見ることができません。
エビネの花は4月から5月に咲きます。エビネはラン科の植物で、特有の唇弁があるのです。このエビネの唇弁は、3つに分かれている特徴があるのですよ。エビネの花の色はバリエーションがとても豊富。白、オレンジ、ピンク、赤、緑、紫などがあります。しかし、どれもはっきりとはせず、落ち着いた色合いです。
エビネの花は横に向いて咲き、やや下垂します。そのためヒヤシンスに似た雰囲気があります。直立した茎も特徴的で、花が咲いても直立しています。
エビネの種類についてご紹介します。
赤い花を咲かせるエビネをアカエビネと呼びます。
オレンジ色の花を咲かせる種類のエビネです。
奄美大島に分布する固有種が変種したエビネ。
伊豆大島の固有種で、香りが強い特徴があります。
エビネは小型のランで、背丈も高くなく50センチ前後です。そのため、場所を取らずに育てやすい植物と言えます。鉢植えでも育てられますが、庭植えとしてもおすすめですよ。
春になると密集して花をさかせるエビネ。1つ1つの花は小さく派手ではなくても、まとめって咲くととても華やか。ぜひお庭で育ててみませんか。
GreenSnap編集部