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クマガイソウ(熊谷草)はとても見た目が独特。お花の下にふっくらとした丸いものがついていますが、これはいったい何でしょうか。
このページでは、クマガイソウ(熊谷草)の花言葉や名前の由来、葉の特徴などについてご紹介しています。ぜひご参照くださいね。
クマガイソウ(熊谷草)の花言葉は「みかけだおし」、「気まぐれな美人」、「闘志」です。
クマガイソウ(熊谷草)は扇形の葉を持っています。この葉は非常に大きく、まるでエリマキトカゲのエリマキのようなのです。葉を開かせて周囲の植物を威嚇しているように見えることから、「みかけだおし」という花言葉がつけられました。
花はふっくらした唇弁が特徴的。まるで女性が唇にグロスをつけているかのようなぷっくり具合なのですよ。そのことから「気まぐれな美人」と花言葉がついたのではないでしょうか。また、クマガイソウ(熊谷草)の名前の由来は、源氏の武士の熊谷直実から。これにちなんでクマガイソウ(熊谷草)には、「闘志」という花言葉がつけられたのです。
アツモリソウという名前は平敦盛から。チョウチンバナはその見た目が提灯のようだから付けられています。
クマガイソウ(熊谷草)という名前は花の独特な形が由来しています。クマガイソウ(熊谷草)の花は膨らんだ形をした唇弁があるのです。唇弁とは、ラン科特有の花弁のこと。唇のように見えるのですよ。
クマガイソウ(熊谷草)の膨らんだ唇弁が、源氏の武士である熊谷直実がまとっていた母衣(ほろ)に似て見えたそうです。そのことから、クマガイソウ(熊谷草)という名前がつけられました。
また、こちらの別名はアツモリソウです。こちらは、熊谷直実と一ノ谷の戦いで敗れた平敦盛から由来しています。
クマガイソウ(熊谷草)の花の特徴と言うとやはりその唇弁です。ふっくらとした花弁はとても個性的で一見すると食虫植物のような奇妙さがあるほど。花弁は5枚ですが唇弁以外の花弁と唇弁では大きさが全くことなります。
唇弁は大きく10センチほどもあり袋状。クマガイソウ(熊谷草)の花全体は、星形のお花に大きな膨らんだ丸い物体がついているように見えるほど特徴的なのですよ。花期は4月から5月。見た目はクリーム色に赤紫の斑点が入っている独特な姿をしています。
クマガイソウ(熊谷草)は数が少なく、明確に種類が分かれているわけではありませんが、日本固有種、中国系統の種、台湾系統の種があります。台湾系統のものは、園芸種としても流通しているようです。
クマガイソウ(熊谷草)の見た目は非常にユニーク。すでにご紹介したように唇弁がふっくらしている特徴がありますが、葉もユニークなのですよ。クマガイソウ(熊谷草)は扇形をした葉が向かい合って付くため、まるで見た目はエリマキトカゲのようです。
しかし、自生する数を減らしていて多くの都道府県でレッドリストに指定されています。見かけたらとてもラッキーですので、そのユニークな見た目を観察してみてくださいね。
GreenSnap編集部