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日本人にとって食用として馴染みがある里芋(サトイモ)は、東南アジア原産の根菜です。ハート型の大きな葉が特徴で、畑などで見たことのある方も多いのではないでしょうか。里芋の花は綺麗な淡い黄色ですが、日本では開花することが珍しい植物です。
今回は、里芋の花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
里芋の花言葉は、「繁栄」「愛のきらめき」「無垢の喜び」です。里芋は昔から子孫繁栄の象徴としても知られていて、繁栄という花言葉は、親芋に子芋や孫芋など多くの里芋が出来ることに由来します。
「里芋」という名前は、山で獲れる山芋と区別するために里で栽培されている芋であることから名付けられました。
里芋の別名には「タイモ(田芋)」や「ハタケイモ(畑芋)」などがあり、人家や村里などで栽培されている芋ということが由来です。
里芋の学名は「Colocasia esculenta」であり、「Colocasia(コロカッシア)」とはギリシャ語の「colon(食物)+ casein(装飾)」が語源です。里芋は食用だけでなく、飾り物としても使用されていたことに由来します。
英名では「Taro」などと呼ばれています。ポリネシア語でタロ芋のことを意味し、そのまま英名になりました。
※画像は水芭蕉です。
里芋はインドシナ半島など東南アジア原産で、雌雄同株の植物です。日本で里芋の花の開花は珍しく、淡い黄色で水芭蕉のような仏炎花の花形が特徴です。開花時期は8月~9月頃で、熱帯植物のため日照や気温などの条件が揃った場合に花が咲くことがあります。
里芋の草丈は、約120cm~150cmです。葉の大きさは30cm程度~50cmで、ハート型の葉の形が特徴です。日本には縄文時代に渡来したとされており、日本人に親しみのある植物です。
里芋は、世界中で約200種類以上あります。日本でも数多くの品種があり、品種によって味や色味などさまざまです。
関東地方で多く栽培される品種で、国内で多く流通しています。主に小芋を食用とし、独特のぬめりがあるのが特徴です。煮くずれしにくく、里芋の煮物などで美味しく召し上がれます。
茨城県や千葉県などが主な産地で、高価な里芋として知られています。里芋特有の粘りが少なく、栄養素は他の里芋よりも多く含まれています。子芋が分球しないため、まるで八つの頭が固まって見えることから「八つ頭」と名付けられました。
芽が赤い品種の里芋で、主に九州地方で栽培されています。ぬめりが少なくホクホクとした食感で、煮物やおでんなどで美味しく召し上がれます。
里芋には「ガラクタン」という特有のぬめり成分が含まれ、免疫力の向上や胃の粘膜を保護する働きがあります。その他、「でんぷん」や「ビタミンB群」、「カリウム」などの栄養素が豊富です。煮物などのお料理で美味しく食べることが出来、昔から日本人にとって馴染みがある根菜です。スーパーなどで販売されている里芋は実だと思われる方も多いですが、実は地下茎の部分です。
日本では里芋の花が開花することは珍しいですが、綺麗な黄色の花を咲かせるため、観賞用としてもおすすめです!草丈が高いため、ご自宅に畑などがあればぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部